今の日本社会の「おかしさ」を問う！『日本は核武装せよ！』橋本琴絵（ことえ） ワック

＜管理人より＞

明日、投稿予定の記事を、誤って本日、投稿してしまいました。
皆さま、申し訳ありませんが、明日は代わりに休みとさせて頂きます。

＜お知らせ＞

緊急で、レビューは７月初めになりますが、『安倍晋三元総理追悼論』（高木書房）を是非、読んで下さい。

安倍晋三元総理追悼論
深田匠
高木書房

現在までの最高の書であり、これ以上の内容の書は、たぶん出ません。
著者の情熱と誠実さと公正さも卓越しています。
一家に一冊、友人・知人にも配って下さい！！
　

＜今回の書評＞

（12月24日記）

テーマは、核武装の他に、ウクライナの教訓、自民党政治、憲法改正、皇室、人権と日本、など多岐にわたります。
内容は、よく調査してあり、皆さんの知識を増強するために有効でしたので紹介します。

日本は核武装せよ！
橋下琴絵
ワック

目次の一部を、ざっと紹介すると、

ウクライナの教訓
独立承認という新たな侵略の手口
旧海軍、対ソ連支援の過あやまちを繰り返す日本政府
いまこそ国防に「男女共同参戦」を実現しよう！
ポスト安倍、自民党政治
河野談話に対する河野太郎氏の変節
いま、ここにある日本の危機
憲法改正、待ったなし
自衛隊の邦人救出を阻はばむ「自衛隊法」
共産党のいう護憲とは暴力革命の裏返しである
なぜリベラルは平気で嘘をつくのか
皇室をジェンダー指数という反日宣伝に利用する者
人権と救国の思想
中国の国名を外した非難決議は国家百年の恥
強姦犯まで受けいれなければならない難民法
日本よ、今こそ伝統に回帰せよ

となっていました。

冒頭では、岸田氏の非核三原則宣言を引き合いに出し、この内閣での国防への懸念を述べています。
非核三原則は、佐藤栄作えいさく首相が唱えたものですが、この人の本音は、「日本も核兵器を持つべきだ」でした。
本人は首相退任直前に、「いっそ、核兵器を持て、と言ってしまおうか」と側近に洩らしていますが、後にこれでノーベル平和賞を貰ったのは大いなる皮肉です。

日本の憲法解釈では、核兵器を持つこと自体は違憲ではない、とされてきました。
「必要最低限の防衛力」とは、相手が核兵器を使ってくるなら、日本も使えるという論理です。
実際に、戦後、何度か核兵器を持とうかと、自衛隊を含めて検討したことがありました。

現在の日本の環境を考えると、中国、ロシア、北朝鮮という核保有国、しかも中国と北朝鮮は反日という国で、日米同盟で謳うたわれてる「核の傘」は建前と違って100%機能しません。常識で考えたらわかることです。
アメリカが、日本のために報復すれば、次はアメリカの都市に核兵器が撃ち込まれます。
そんなバカな選捉をする大統領、軍高官は、いません。
まして、相手が核兵器を持っていなければ、報復で核兵器を使われることもなく、一方的に優位に立てます。
これまで、核兵器というのは、「持ってるだけで使わない兵器」とされてきましたが、今後は違うというのが、国際社会・軍事の世界での共通観念、コンセンサスです。