見出し画像

インフレ時代到来!の投資と経済の好著!!『何をしなくとも勝手に復活する日本経済』上念司(じょうねんつかさ)ビジネス社

<お知らせ>

緊急で、レビューは7月初めになりますが、『安倍晋三元総理追悼論』(高木書房)を是非、読んで下さい。


安倍晋三元総理追悼論
深田匠
高木書房

現在までの最高の書であり、これ以上の内容の書は、たぶん出ません。
著者の情熱と誠実さと公正さも卓越しています。
一家に一冊、友人・知人にも配って下さい!! 


<書評>

(4月22日記)

本書のテーマは、「今後の日本経済展望と、投資のコツ」でした。
オビには、「インフレ時代は大チャンス!」とあります。
昨今の物価高を、消費者物価指数(CPI)で見ると、変動幅の大きい生鮮食料品とエネルギーを除いた「コアコアCPI」で3%前後となってきました。
メディア、評論家のたぐいは、ウクライナ戦争による一時的なものとしていますが、違います。
デフレからインフレに針が振れたのです。
政府や日銀がはっきりとインフレと宣言しないのは、してしまえば、次にできる金融政策が限られてくるからなのです。
というわけで、皆さん、インフレの時に投資しないのは愚か者、「時間は命」を無駄に使うことになります。


何をしなくても勝手に復活する日本経済
上念司
ビジネス社

目次の一部をざっと紹介すると、

2023年、日本はついにインフレ時代に突入した!
2022年の金融緩和継続は正しかった
日本の物価高は、まだまだ許容範囲
円安で日本が受けるメリット
「貿易黒字は勝ち」「貿易赤字は負け」の間違い
外貨準備が減ったと騒ぐ『日経新聞』の不思議
インフレ時代、世界はどう変わるのか?
1980年代に始まりだしたデフレモード
日銀はなぜ金融政策を間違えたのか
アベノミクスでようやく日本はインフレモードに向かいだした
2012年11月の党首討論からインフレ時代は始まった
インフレ時代の日本の産業
日本が世界の工場を独占する
日本とドイツが世界の工場になる
政府は何もしなくていい
消費税は減税し、富裕層の所得税率を上げる
高学歴でなくてもお金を稼げる時代
インフレ時代の資産運用術
人件費が上がり始めた日本
ハイパーインフレの心配も不要
最大のリスクは政府と日銀
中国との取引を見直しだした企業は半数以上
株は個別株ではなくインデックス投資
低リスク高リターンを期待するなら先進国リート
マイホーム購入は資産運用にならない
FX投資はギャンブル
仮想通貨で儲かる時代は終わった
資産運用しない日本は20年で1222兆円の機会損失をした

などとなっています。

レビューで何度も書いたように、金融緩和の継続は正しかったのです。
アメリカのFRBの利上げに伴い、学者・アナリストという大半が「ウソつき」の連中が、日本も利上げせよ!と合唱していましたが、そんなことをすれば不況になると、再三、私は書きましたが、緩和継続で企業は最高益更新、税収は69兆円弱となり、今も「いい感じ」で進んでいます。
こいつら、何を勉強してきたのか不思議です。

ここから先は

2,649字
書評、偉人伝、小説、時事解説、コメント返信などを週に6本投稿します。面白く、タメになるものをお届けすべく、張り切って書いています。

書評や、その時々のトピックス、政治、国際情勢、歴史、経済などの記事を他ブログ(http://blog.livedoor.jp/mitats…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?