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(美達の蔵出しオススメ)『LGBTと家族のコトバ』 LGBTER(エルジービーター) 双葉社


<緊急「大」ニュース!?>

来たる2024年2月16日、いよいよ『天晴!な日本人』がワニ・プラス社より満をして刊行されます。
大久保、小村の他、乃木希典まれすけ、桂太郎の愛妾の、凜とした美人のおこい、高橋是清これきよ、小野寺まこと、東條英機、樋口季一郎ひぐちきいちろうの、日本人の魂を伝えます。
安倍さんの偉業とメディアについても詳述しているので、今後の参考にして下さい。
超人気のおそれあり?あっという間に品切れとなる前に、アマゾンでの予約をしといた方がいいです!よろしく!

<本文>


※2019年10月に旧ブログに投稿した書評です。ご留意下さい。

近年、LGBTについての報道や行政の対応が話題になることが増えました。昨年には保守派の女性衆議院議員のLGBTへの軽率な発言を載せた月刊誌が休刊するという出来事もあり、LGBTについて考える前に、そもそもLGBTの人たちは何を考えているのか、なぜ、その指向を選んだのかを知るために読んでみたのです(答えはありませんでしたが)。

本書では、LGBT当事者と、その家族の言葉が並んでいました。その前にLGBTとは何のことか、知っている人も多いでしょうが、念のために「おさらい」をしておきましょう。

Lはレズビアン。性自認(自分が認識している性別)が女性で、性的指向が女性。女性同性愛者とも呼ばれる。

Gはゲイ。性自認が男性で、性的指向が男性。男性同性愛者。

Bはバイセクシュアル。性自認にかかわらず、性的指向が男女両方ある人。両性愛者。

Tはトランスジェンダー。性自認が生物学的性別(身体的性)と一致していない人。身体的性別は男性だが、性自認あるいは心が女性の人はMTF、その逆はFTM。

この他に、性的指向が性別にとらわれない人を指すパンセクシャル、男女どちらでもない、またはどちらでもあるエックスジェンダーがあります。

家族の言葉は、その家族、親の思考によってさまざまでしたが、違和感を覚えたり、否定的(認めたくない)という方が多かったです。中には、子どもがそうなったのは自分の育て方が悪かったと自責の念にかられる親もいました。逆に、戸惑いながらも、子どもの意向を受けいれる、応援する親もいます。

LGBTについては、どの人も子どもの頃から自分に与えられた性別に違和感を持っていました。成長するに従って、戸籍上の(身体的な)性別ではないと、自らの身体をも否定するようになります。その結果、きっかけは人それぞれですが、カミングアウト(宣言)や、自分が望む性別への転換を図るわけです。中には、身体を変えようと、性適合手術を受ける人もいます。性同一性障害というわけです。親の中には、我が子の性同一性障害を知り、社会で生きていくことへの困難を予期する人も少なくありません。

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