(美達の蔵出しオススメ)発達障害と犯罪について考える 『発達障害からの挑戦状』 崎濱盛三 WAVE出版

※2014年9月に旧ブログに投稿した書評です。ご留意下さい。

著者は洛和会音羽病院神経精神科副部長の職にあります(発行当時)。

以前、少年による放火事件の精神鑑定医として、マスコミに鑑定結果を開示し、秘密漏示罪で有罪判決を受けていました。本書では、その件については多くを語っていませんが、それでも正確な情報を伝えたい一心だったと述べています。

発達障害。ここ数年、よく目にするようになってますが、著者はこのことについて、社会の正しい理解を望んで、本書を刊行しました。発達障害が意外と多いこと、また、年齢に関係なく分布していることなど、メディアで知ることができますが、肝心の発達障害の症状というのは、よくわからないのではないでしょうか。


『発達障害からの挑戦状』
崎濱盛三
WAVE出版
2013年6月発行

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1,517字
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