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これからは、ますます重要な戦略物資! 『地政学から読み解く戦略物資の未来地図』 小山堅(こやまけん) あさ出版


<緊急「大」ニュース!?>

来たる2024年2月16日、いよいよ『天晴!な日本人』がワニ・プラス社より満をして刊行されます。
大久保、小村の他、乃木希典まれすけ、桂太郎の愛妾の、凜とした美人のおこい、高橋是清これきよ、小野寺まこと、東條英機、樋口季一郎ひぐちきいちろうの、日本人の魂を伝えます。
安倍さんの偉業とメディアについても詳述しているので、今後の参考にして下さい。
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<本文>


(2023年9月2日記)

テーマは、「現在及び将来にかけて争奪戦となる資源、戦略物資とは何か、現状はどうなっているのか!?」です。

著者は「日本エネルギー経済研究所」の専務理事で首席研究員でした。
2020年のコロナ禍、2023年のロシアのウクライナ侵攻で、世界の資源、戦略物資は供給網・サプライチェーンの脆弱ぜいじゃくさが露呈ろていしましたが、これは決して一過性のことではなく、安全保障も絡んで続く効算が大です!

私たちの生活は、電気・ガス・ガソリンといった資源エネルギーに依存しています。
経済活動もしかりです。
資源エネルギーなしでは、通常の暮らしが成り立ちません。

電気を生み出す各資源の可採年数、つまり、今後採掘できる年数は、2020年末で、石油54年、天然ガス49年、石炭139年、ウラン128年です。
可採年数は、採掘技術の向上、探査技術の洗練と共に延びていますが、無限という保証はありません。
そこで先進国が取り組んでいるのが、「いかに有効に利用するか」です。

また、安全保障の点からは、資源保有国は消費国に対して輸出を制限することもあります。
この点では「戦略物資」と呼べます。
この資源をめぐって、わが日本も大東亜戦争に突入したのです。

近年、中国は何か気に入らないことがある度に、レアアースの輸出規制をしていますが、立派な戦略物資外交になっています。

本書の目次を、ざっと紹介すると、

世界が戦略物資に向ける眼差まなざ
先進国を中心に世界各国が戦略物資に熱い眼差しを向ける
資源を豊富に持つのは、どの国なのか、最新地図
石油、石炭、天然ガス、再生可能エネルギー、クリティカル・ミネラル、原子力、水素・アンモニアの最新地図
国家の命運を左右する世界の分断と戦略物資
利益重視から安全重視へ
「シェール革命」で世界への関与はどう変わるのか
激変する資源大国の立ち位置
脱ロシアとLNG争奪戦の狭間で揺れる
脱・石油への依存をどうやって実現するのか
第3極の国は、欧米、中ロのどちら側につくのか
脱炭素化から見た戦略物資
カーボンニュートラルに至る道程で化石燃料は価値を失うのか
先進国と途上国が対立する
太陽光と風力発電の未来
日本にとっての戦略物資とは?
いかにしてエネルギーの安定した供給を守るのか
日本の未来を見据みすえた戦略物資のための国際戦略
日本が地盤沈下しないために忘れてはならない2大ポイント

などとなっていました。

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