4月7日付手紙より返信。それと、「マグマが滾(たぎ)る自民党内の暗闘と首相の行方。そして、維新の思惑」について。


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<マグマがたぎる自民党内の暗闘と首相の行方。そして、維新の思惑>

先週の安倍派幹部の処分で、岸田を巡る闘いは激化します。
菅さんも本腰を入れて動いているのです。
手持ちの駒は、河野、小泉、ここに来て石破より加藤勝信氏を握りました。
この人、地味で敵がなく、萩生田、武田良太(二階派の次のボス)とも仲よしで、度々、会っています。

麻生さん、一に上川、ダメなら「仕方なく」茂木です。
先日、上川をめぐって失言があったとしていますが、講演の全体を聞けば、ベタ褒めしていたのです。
「間違いなく堂々として自分で予約から何から(略)「ああ、私がやるからいい、自分でどんどん会うべき人たちを予約をとっちゃう。
(略)はー、これは大したもんだと、つくづく思いました。あんなことできた外務大臣、いままでいません。
(略)新しいスターが、新しい人が育ちつつあるんだと思いますね。
是非、女性、若い人、こういった人たちを我々は育てていかねばならない。」
「しかし、このカミムラヨウコは大したもんだぜ、これは」と語っています。
名前の誤りはご愛嬌ですが、大いに褒めて、今や大注目の人になりました。麻生さん、策士です!
上川も外遊から帰る度に麻生さんを訪問しています。

今、女性の首相候補に光が当たってますが、女性の中で上川が本命になり、大穴は小池です。
高市さん、周りへの配慮のなさと、官僚へのパワハラですっかり霞が関では人気がなくなりました。
他は小渕ですが、話になりません。

菅さん、「政治刷新本部」に「どうぞ」と岸田に招かれたものの、ただのアリバイ、貴方も重用しましたよというポーズだったので激怒し、9月迄に引きずり下ろす、と動いています。

また、武田良太、1993年の初出馬以来、2003年の当選まで10年も麻生さんにされ、邪魔され続けたので、「おのれ!麻生め」の塊です。
2人共、福岡県の自民党のボス争いをしています。
武田が力をつけてきたからです。
この人、親分肌で、ボスの二階さん同様、面倒見の良い人、県議あたりが頼みごとをしても断らないことで有名です。
性格も武闘派で、下からの評判も良い人でした。
萩生田ともいいので、安倍派の議員を仲間にして加藤首相を仕掛けます。
麻生さんも安倍派の議員を囲い込もうと狙っていますが、萩生田・武田ライン、強いです。
麻生さんと同じ選挙区の福岡でも、最近は武田派の市議、県議が麻生派より多くなりました。
こうした代理戦争の意味もあるのです。

岸田訪米、議会演説、さらには北朝鮮訪問と数人の拉致被害者帰国で支持率のV字回復を画策しています。
先日の北朝鮮の与正ヨジョンの言葉は深い意味があり、「ダメ」サインではありません。
うまくいくかは不明です。

維新、しきりに自民の過半数割れを叫んでいますが、そうなれば連立、又は協力する代わりに万博大臣のポストを手に入れたいのです。
自民、マイナス50~60議席と予想されてますが、選挙に弱い奴はさっさと整理し、公明と手を切る方が将来のためにはプラスです。どこまで公明の票をあてにするのか!?
ということで注目して下さい!

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