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(美達の蔵出しオススメ)『王様の速読術』斉藤英治


※2014年末に届き、2015年1月に投稿した書評です。ご留意下さい。


もっと速く、かつ正確にたくさんの本が読めたらなあ、と考えた事はありませんか?

小学生の時、そんな事を考え、一度に二冊の本を並べて読んでみたり、時計を睨んで何分で何ページ読めて、その中の筋や個有名詞・年月日・数字など、覚えているか、テストしていたものです。結局は、好きだから、よく読む、その蓄積と工夫で今に至りました。

獄では自由になる時間(余暇よかと言います)が限られているので、原稿書きと読書に忙殺される日々の私は、速読能力に助けられています。速読の本も何百冊と読み、わずかでもヒントを探したりしたのですが、この分野、良書というか実際に役立つ本が少なすぎるのです。しかし、本書は使えます。

単に速読のみならず、どんな捉え方(内容について)をすればいいのかなど、読書全般に有効でした。著者、この分野では著名な人ですが、それだけの内容がありました。言える事は、まず、多読です。反復して訓練する事。また、常に、「いつ・どこで・誰が・何を・どうした・それはなぜ」と意識しつつ読む事です。多くの人は、最後の「それはなぜ」が抜けやすく、それは自らの頭で考えていない事になります。

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