見取り図の間取り図ミステリー


手だけ出演
監修の意味は、本文で

2024年2月29日に放映された
TV番組の「見取り図の間取り図ミステリー」に
今年も私の手だけ出演しました。(笑)

そこで紹介されている間取り図を描いています。
その前後のテレビ局とのやり取りに、私がいろいろ関わっています。

簡単に言えば、「あ~だ、こ~だ」と建物と間取り図について
テレビ局側の担当者にコメントしたり、質疑応答をしています。

最初に頂いたその建物の間取り図が正しいのは
10軒に1軒あるかどうかです。

「間取りが資料とまったく違う、もらった写真や動画では
 映っていない箇所が多く正確に復元できない」

というケースもあります。

ミタス一級建築士事務所のスタッフがWEBを検索して
公開されている写真から情報を集めても判別が無理な場合は、

再度現場撮影に行っていただいたり

ミタス一級建築士事務所のスタッフに
遠方の現場まで1泊してまで間取りを取りに行ったこともありました。

テレビ局側のスタッフの方が描かれた間取り図は
不正確過ぎてそのまま使えたことはありません。

逆に言うと、簡易な間取り図であっても
それだけしっかり描くことを
この番組のテレビ局側も望んでいるということなのです。

他のTV局や番組、雑誌などで同じ建物を紹介した時の間取り図が
検索するとWEBで出てくることがあります。

スタッフと笑ってしまうことが良くあります。
全く違っていて、トンチンカンな間取り図だからです。
まともな方が少ないです。

不動産屋さんからもらったという間取り図も
違っていることが多いです。

建てた時の図面のコピーを頂くこともありますが
それも違っていたりします。

理由は、完成後に増改築したがその図面は無い場合や
完成時には、既に図面と違っていることもあります。
(昔の住宅では良くありました。)

描き方としての表現方法が、
あまりにも誇張し過ぎかな?という内容を打診されることがあります。
「ここをこんな風に表現して欲しい」というリクエストです。

まあ、間取り図にわかりやすくイラストを加えたということで
「それくらいの表現方法なら、良いのでは」とOKして
ミタス一級建築士事務所のスタッフに描かせて再提出します。

しかし、
「間取り図としては、そこまでするとウソになりますが
 良いですか?」とお聞きすると、諦めてくれます。

それだけ、この番組のスタッフは間取り図作成にも
真面目に取り組んで頂いていますが
TV局側も私やスタッフも結構大変です。

今回は、4回目ですが過去最大数の
16組の物件の間取り図を描きました。

お見逃しの方で興味がある方は、
少しの間なら下記のTVer から登録しなくても見れます。


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