ピルってどんな存在?
私は27歳の時に子宮内膜症と診断を受けました。
看護師をしているにも関わらず、自分の病気に気づかず、驚きました。
ただ生理痛が重くて重くて悩んでいるだけ、だと。
さらに、その時のめぐりあわせがなんと悪かった。
男性の医者に「んー治療法はない。痛みを抑えるのにはピルが有効だよ。あとはロキソニンで対症療法くらいかな。生理のたびにどんどん痛くなるよ。」といわれ、カチーン!
なんか先生冷たいし、雑?!ピルとかやだよー。と思って自力で治すことに!!!
漢方や鍼灸の東洋医学、自然療法や生活習慣、もろもろの改善を試みました。
おかげでPMS(月経前症候群)は収まり、自分の中でコントロールがつけられるほどに。。。
生理痛はやはり難しかった。
それはそう、子宮内膜と言われる赤ちゃんのために作られるベットが子宮以外のところにできて、生理のたびに他のところで作られてははがれて、を繰り返すのだから、痛みは治まるどころか通常では増えていく。
私の場合、痛みがひどくなることはあまりなかったが、それでも0にはならない。
約4年間もの間向き合ってきて、自分でも婦人科医師の一般公開講座などに出席するようになったころ、、
そこで聞いたのはピルに対しての価値観。海外では、ピルの服用は広まっている。避妊ではなく、子宮を守るため。
日本人女性は自分を後回し、頑張り屋さん。ピルについても、いまだに避妊という概念がいきわたっていて、普及されていない。保険適応も近年採用になったばかり。
衝撃的でした。自分も、ピルという選択肢、考えていいのかな。
そこには、私が巡り合ってしまった街の冷たいお医者さんではなく、情熱的で、西洋医学だけではなく、色々な選択肢を柔軟に取り入れ、女性の気持ちに寄り添っている婦人科医師たちがいました。
色々考えて、やっと婦人科へ。
現在31歳。ピルの内服が始まりました。
特に大きな副作用なく飲めています。
ピルもいいな、とメリットがわかっていつつ、時間をおいてやっと婦人科へいったのは、なんとなく、「生活改善してもだめだったらピル」という考えがあったからです。
ピルを飲み始めてからも、私の場合、「いつピルを飲んだら正解だったんだろう。」となんとなく思っていたからです。
生活改善をして自分の体でできる限り健康に近づく、のと、医療に力を借りる、その線引きはどこが正解なんだろう??
もちろん我慢できないほど不調があるの人はすぐにでもピル、とは思うが、、、(ここで 、、Oh! I am japanese girl. いかにも自分が我慢しがちな日本人女性らしいことに気づきます。)
なんとなく疑問だったのですが、どっちも大切だと思っている自分にとっては、すごく気になることだったんです。
そこで、ある勉強会で信頼できる先生に質問。
この先生の一言を受けて、一瞬で世界が広がりました。
先生が言っていました。ピルは、女性が肌をきれいにしたいと思った時にも使えるもの。女性は、そのために漢方を飲むこともできるし、エステに行くこともできる、そしてピルを飲むこともできる。女性はいろんな選択肢があって、オーダーメイドでいいのよ。と。
また幸せになる秘訣を一つ知ってしまった。先生はとてもやさしい笑顔で、背中が押されるなんてものではなく、一気に扉が開く感覚がありました。
今まで向き合ってきた中で、いろんなことを知りました。また、今までの自分が見違えるほど素敵な価値観に出会ってきました。
女性ホルモンのこと、生理痛のこと、私が行った婦人科では教えてくれなかった自己管理や考え方、価値観について、女性ホルモンの隣には、もっと幸せになれる秘訣が満載。
周りの大切な人に伝えたいこと、知っておいてもらいたいことが日々たくさん増えています。
女性がより多くの機会で幸せを感じられるようになりますように。
お読みいただき、ありがとうございました。
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