データは嘘をつかないが、噓つきはデータを使う(『インベスターZ』第138話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第138話では、数学教師である財前の父が、保険トップセールスレディの安ケ平さんに、保険の宣伝で謳われている「二人に一人がガンになる時代」というキャッチコピーの矛盾点を指摘します。
一方、安ケ平さんも契約を勝ち取るため、負けじと応戦し……。果たして保険契約をめぐる攻防は、今後どのような展開になっていくのでしょうか?
森永氏による解説コラムでも、本編エピソードをもとに「データ」が説得の場面においてどのように恣意的に語られるか、という点を深掘り解説していきます。
ぜひ、今週も一緒に「お金の偏差値」を上げていきましょう!
『インベスターZ』第138話:「大将決戦!」
(つづく)
第138話コラム:「データは嘘をつかないが、噓つきはデータを使う」
安ケ平さんの優秀ぶりが披露される話が何話も続いていましたが、ついに財前パパの登場です。
数学教師ということで、安ケ平さんの営業トークの矛盾や不自然な点を一気に突いていきます。
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