お金の使い方を勉強しよう(『インベスターZ』第17話)
三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)
今週の『インベスターZ』第17話では、財前の通う道塾学園の創設者・藤田金七の玄孫である 藤田美雪と出会う財前。共に投資を行う二人はライバル心剥き出しに口論をします。
「投資家としては三流」と美雪を評する財前。その真意とは?森永氏による解説コラムでも、財前の言葉を入り口に、森永氏が力を入れている「金融教育」について掘り下げて解説していきます。
今週もぜひ最後までお楽しみください!
『インベスターZ』第17話:「勇者の坑道」
(つづく)
第17話コラム:「お金の使い方を勉強しよう」
経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)による、毎回の『インベスターZ』連載話を題材にした、投資・経済・お金についての連載コラム。気軽に楽しく読めて、「お金の偏差値も上がる」コラムをお届けします。
第17話はあまり株式投資の話が出てきませんでしたが、財前が美雪ちゃんの腕時計に対して「三流投資家」と余計な事を言って怒らせたことがポイントでした。
50万円(本当は35万円)という高価な腕時計は、その半分は広告費であり、物質的な価値は半額以下だという指摘。その通りだとは思いますが、デリカシーのない発言は非モテの原因になりますので、読者の皆様はお気を付けください。
日本では近年、金融教育の重要性が叫ばれています。実際に今年の4月から高校の家庭科の授業でも投資信託や債券など具体的な金融商品に触れていくなど、徐々に金融教育が実施されていきます。
私は日本で金融教育を普及させたいと思い、2018年に株式会社マネネを創業しましたから、この動きには感動しています。
しかし、懸念も1つあって、それは「金融教育=投資教育」という偏った印象をもたれかねないなということです。
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