見出し画像

株のカタログとしての四季報(『インベスターZ』第98話)

三田紀房による投資マンガ『インベスターZ』の連載を題材に、経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)が、投資・経済・お金についての理解を深めるコラム・Q&Aを連載する「お金の偏差値を上げるマガジン」 。(毎週火曜更新)

今週の『インベスターZ』第98話では、慎司とのFX対決を終え日常生活に戻った財前が、同級生の松井から投資家のバイブル「四季報」の魅力を熱弁され……。いつも四季報を持ち歩いている松井が語るその魅力とは一体どのようなものでしょうか?

森永氏による解説コラムでも、「四季報」をテーマに、金融のプロたちがどのように活用しているか?初心者はどのように付き合っていくべきかを深堀りしていきます。

ぜひ、今週も一緒に「お金の偏差値」を上げていきましょう!


『インベスターZ』第98話:「天才とオタク」

                     (つづく)

第98話コラム:「株のカタログとしての四季報」

経済アナリストの森永康平氏(@KoheiMorinaga)による、毎回の『インベスターZ』連載話を題材にした、投資・経済・お金についての連載コラム。気軽に楽しく読めて、「お金の偏差値も上がる」コラムをお届けします。

 数学オリンピックに出場するため、財前とともに北大理学部数学科で研修を受けた松井秀樹。数学以外に興味があるものはないのか、と財前が訪ねると、松井はパンパンに膨らんだカバンから四季報を取り出しました。

東洋経済新報社が毎年4回発刊している株のカタログが四季報です。日本の証券取引所に上場している日本企業全ての情報をコンパクトにまとめている書籍であり、その歴史は長く、二・二六事件が起きた1936年に創刊されています。

ここから先は

1,425字

¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?