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スタイリッシュ在宅ワーカーな僕が、いつの間にか地元を徘徊する怪しいおじさんになっていた話。

こんにちは。こんばんは。おはようございます。

これを書いているのはAM04:38です。もう時間の感覚がわかりません。三谷です。

実は何個か書き溜めている下書きがあるんですが、ちょっと今書きたくなったことがあるんでつらつら〜っと書いてみます。一仕事終えた後の早朝なんで若干殴り書きなのはご勘弁ください。見出しだけ読んでてもよくわからない記事です。

地元にいた変わり者おじさん

皆さんの地元にもいませんでしたか?親世代に「あの人には近づいたらダメよッ」って釘を刺されていたちょっと変わってそうなおじさん。

僕は昔府営住宅に住んでおりまして、まあわかる人はわかると思うんですけど府営住宅っていわゆる「訳あり」の人が多かったんですよ。当時は、かもしれないですけど。

世代や国籍が入り乱れたある意味ではカオスな住宅エリアだったんですけど、今思うと「だからこそ」の活気というか、そこに住むみんなが子どもの僕たちを見守ってくれていたような気もします。

そんな中でも「あの人は変わってるな」って人は確かにいました。

外で昼から酒飲んでるおじさん、外でアコギを弾きながら何かを口ずさんでいたおじさん、外で座禅を組み瞑想していたおじさんなど…書ける範囲やけど。笑

今考えたら別にその人たちは変わってたんじゃなくて「一人の楽しみ方」を知っていて、誰の目も気にせずその時間を過ごしていたのかなとも思います。まあそれが「変わってる」って言われたらそれまでなんやけど。

で、僕は今住んでるエリアで「変なおじさん」認定をされたかもしれません(!)

スタイリッシュ出不精

僕は2020年の春ごろに前の会社を辞めて、そこからプー太郎もしながらもうすぐでフリーランスになってやっと1年くらいかなって感じです。この期間は、家で仕事をする機会も増えたのでかなり自宅の作業スペースが改善されていきました。インテルも入ってます。

僕は部屋着やとダレてまう人間なんで、家で仕事するときも一応は着替えるんですよ。パリッとした私服、サクサク動いてくれる機材、お家で仕事、コーヒーやなんやともう絵に描いたようなスタイリッシュ武装をしている訳ですが、まあずっと家にいると息苦しくて敵わないですよね。

で、息苦しいとは言いつつも僕そこそこの出不精で。っていうか予定を経てて出かけるのが億劫なんですよ。その日の気分や天気によって出かけたい。なのでまあ、人と撮影に行くのが上手くない。

そんな僕の在宅中のリフレッシュが、一人で散歩しながら家の周りを撮ることなんです。

なんでもないただのファインダー越しの私の儚くて何処か愛しいような地元に恋をした

僕が今住んでいるのは大阪の京都寄りのところで、最寄駅まで徒歩30分という超不便なところです。何年も前に高速道路が通ったのを機に大通り沿いに色々お店ができたので、言い方を変えれば車を持った家族が住みやすいホームタウンにはなります。

要するに別に撮影スポットなんてないんですよ。で、特別めっちゃ田舎風景とかもないんですよね。都会でも田舎でもない。都市ストリートスナップ垢にも田舎日常系垢にもなれない。

それでも不思議なのが「なんか良いな」って思った瞬間を写真にするとやっぱり良い感じやし、良い感じに残せるのがカメラなんですよね。

撮影スポットで撮影するのってすごい疲れるじゃないですか。まず行くのに疲れるし、行っても人多いから疲れる。人が多いとなんか場所の取り合いみたいになるし、そもそも撮影目的じゃない人たちにも迷惑かけてるなってめっちゃ気遣う。

でも地元ならそれがない。まずすぐ行けてすぐ帰れる。人は多くないし、スポットがないから取り合いにもならない。誰もこんなところに来ないからどれだけじっくり撮っててもいい

それに、なんとなく通ってたところをレンズの画角の視点から見たら実はええ感じに切り取れるかも、とかって気づけたり実践して実現するのって、写真をやっていく上での視点も養われると思うんですよね。

もう最高。

そうやって早歩きで鼻息荒く地元を撮ってたら後ろから、

少年「ママァ、あの人何してんの?」
ママ「いらんこと言わんでええねん、あーいう人には近づいたらあかんで」

う、うううううわああああああああああ!!!!!!!!!!

オレ、ニンゲン、オマエ、トモダチ

「あーいう人には近づいたらあかんで…で…で…で…(リフレイン)」

ハッキリと聞こえた。あれ、聞いたことあるぞこのフレーズ。やばい。俺はいつの間にか地元の近づいたらあかんおじさんになってる?パリッとした私服でインテルも入ってるのに?

振り返ると小さな子どもがジッとこちらを見ていたのでニコッと微笑みかけたら右人差し指をこちらに向けて「バーン👉!!」と言われました。誰がバケモンやねん。

まあ確かに側溝に落ちた枯れた花びらを撮ってる様は、カメラをしていない人からしたら変わっていたのかもしれません(笑)

別に悪いことをしていたわけではないので特に弁明することもなく、子どもに「なんでやねん」って突っ込んで3人で笑ってその場は後にしました。(ママの言う「近づいたらあかんで」は多分「邪魔したらあかんで」の意味やったんでしょう、多分、そう、ビリーブ)

場所もタイミングもマイペースに過ごす時間

ブランディングとしてのSNS運用や、フォトグラファーとしての仕事を受けて撮る場合、様々な条件をクリアしながら最適解の一枚を狙って撮ることはもちろんあります。それはそれで「見てくれる誰か」「喜んでくれる誰か」「褒めてくれる誰か」がいるから楽しい

それとは違って、ただマイペースに身近な、それでいて「気にしてなかったけどよう見たらなんかええやん」みたいな、緩く琴線に触れたものを撮るのって自分のためでしかないめちゃくちゃ贅沢で楽しい時間やなって最近は思います。そういう写真の方が「この人はこういう視点でものを見てるねんな〜」って知れて楽しい。

誰に見せるでもないけどなんか気に入ってる写真、皆さんにもありますか?

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