道を変えてみると、"空白"の時間が新しくなった。
通勤の道を変えた。
我が家は丘陵地の住宅街にある。
今まで同じ道を歩いていたけど、
とあるきっかけがあり、夫に「違う道に変えてみたら?」と勧められた。
それは、今までの道より遠回り。
通勤時間も少し長くなるかな。
と思いきや。
そう思い込んでいた道は
歩いてみると今までと変わらないどころか、
今までより起伏もなく疲れない道だった。
それどころか、道を変えたことで近所の違う景色を見て、
新鮮な気持ちになった。
住宅街のこんな所に小さな美容室があったんだ。とか。
開店前の準備でシャッターを上げて動き出すお店とか。
綺麗に紅くなった立派なモミジの情景とか。
様々な住宅の大きさ、外観とか。
何より人の通りが少なくて、人目を気にせず気ままに歩けるのが嬉しい。
知らなかった道はこんな場所があったんだという新しい発見。
同じ町内なのに全然知らなかった。
逃げるは恥だが役に立つ。
避けるために回り道をして、
結果ポジティブな方向に動くこともあります。
気持ちの切替、新しい景色。
埋もれていた無意識の苦しみからの解放。
道の起伏が緩くなったことは、
何だか、私にももうそんな道で良いんじゃないと諭してくれているような。
私の今の気分に合っている。
本当は自転車通勤が早いですが、
朝の徒歩通勤はちょっとした"空白"の時間。
音楽を聴きながら歩いたり、ぼーっと散歩のように歩いたり、あまり考えない時間。
その"空白"をささやかに楽しみたい。
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