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紙巻きタバコと電子タバコだと、どちらが禁煙しにくいか考察

禁煙について毎日ツイートしてて思うことの一つに、「いままであんなに禁煙できなくて苦労したのに、今回はなぜ辞められているんだろう?」というものがあります。まあ、禁煙方法だったり、気の持ちようだったり、はたまた挑む覚悟だったりと、これまでと違う点を挙げだしたらキリがありません。

とはいえ、です。

病院勤務の専門家でもない一般人のみたけはんが、「よし!辞めよう!」と思い立って公言しているだけで、うんたらかんたらといろいろ述べたところで説得力なんてまるでないでしょう。しかし、禁煙経験者として実際に感じたことは、自分にしか話せないことでもあります。

紙巻きVS電子。禁煙は電子タイプの方がやりやすかった

社会的なタバコ=悪という観点も取っ払って、禁煙しやすいかどうかだけを考えた時に、紙巻きタバコと電子タバコ、どっちが辞めやすいのさ?と気になったわけです。もちろん大前提として、辞めやすい=これなら吸ってもいいとはなりませんし、タバコは絶対に辞めた方がいいとも思っています。

ただ、それで「タバコ吸うこと自体がダメ!」と文言を封じて、禁煙しろ!というだけだと、本当に困っている人が参考にできない危険性もあると思います。というわけで、何度も禁煙に挑戦して何度も挫折した私、みたけはんなりに感じたことを言いますね。

紙巻きタバコと電子タバコ。この二つを比べると、電子タバコからの方が、圧倒的に禁煙しやすかったです。

電子タバコからの方が禁煙しやすい理由

紙巻きタバコが禁煙しにくい理由として、

①火を使う

②刺激が強い

③臭いが残りやすい

という3点が挙げられます。

タバコはニコチン依存以外にも買い物依存や習慣依存も併発していると考えています。買い物依存については電子タバコも同じなので省きますが、習慣依存、という点で考えた時に目の前で火を使うというのはシンプルかつ強烈な行為だと思うんです。実際の煙を吸って吐き出す刺激の強さ、体中に残る臭いの本人にしかわからない心地よさ、それら全てが依存のトリガーになり、タバコ中毒を加速させているのだと思います。

対して、電子タバコにした後どうだったか。

紙巻きたばこの場合だと、

①タバコを取り出す

②口にくわえる

③火をつける

と3つの工程をたどります。

これが電子タバコだとどうなるのか。一日のなかで火を見る機会が激減し、一本を吸い終わるまでに、

①タバコを取り出す

②本体にセットする

③ボタンを押して熱が通るのを待つ

④吸い始める

と、紙巻きタバコに比べて一工程増えます。

字面にすると一工程で済みますが、実際は吸い始めた時のバッテリーの残量や、一回で吸える回数など気になる点というのは非常に多く、手軽にタバコを吸っているか?と考えると、否と言うしかありません。

シンプルで強烈な紙巻きと複雑な行動が必要な電子タバコ。どちらが良いかは個人の自由ですが、こと禁煙についてのみ言うのなら、工程が多く手軽さが減った電子タバコに変えて禁煙するのが良いのでは?と思います。

どんな方法を試しても禁煙できないなら喫煙状況を変えているのもGOOD

最後に、改めて言及しますが、私はタバコは辞めるべきだと思いますし、紙巻き・電子のどちらもおすすめは一切しません。自分が辞めるにあたって、どちらで成功したのか、ということについてだけを述べています。

例えばずっと禁煙にチャレンジしているのに辞められない、禁煙外来には行かず自力で辞めたいと思う方は、前段階として現在の喫煙環境を考えて辞めにくくなっているかどうかを確認してみると、案外すんなり辞められるかもしれませんよ。

と言う、ようやく辞められた、元ヘビースモーカーの小話でした。

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