途中式を書かない生徒の対処法
このnoteは、当塾の講師マニュアルであると同時に、それらを発信することで当塾の方針について知れたり、教える仕事をしている人の参考になれば、との想いで公開しています。
さて、今回のテーマは「途中式を書かない生徒の対処法」です。
いますよね!何回言っても途中式書かない生徒!
正解するならいいんですけど、間違えるんですよね。間違えるなら途中式書いてくれよーとなりますが、その対処法は色々ありますが、原因の一つを紹介します。
そもそも途中式の書き方を分かってないケース
中1の春、マイナスを初めて習って四則計算に入る時期。まだ小学生感覚が抜けなくて、途中式を書け!と言っても「面倒くさい」と言って途中式を書かない生徒がいます。
長い目で見たら絶対、途中式を書いた方が良いので無理やり書かせた所、こんな感じ↓の途中式を書いてきました。
まぁ、答えは合ってるんですけどメチャクチャですね。
どうやら適切な途中式の書き方を理解してなかったようです。
たしかに、この状態では途中式を書いても整理されないし、面倒くさい割に正答率が上がらないということで「途中式なんて意味ない!」ってなってしまうのかもしれないですね
のちのちの方程式などで詰むので矯正したい所です。
計算は、このように下に降りていくように進めると速く正確に解くことができます。
しかし、勉強が苦手な生徒の中には、計算が横に進行していくモノだと認識していて、下に降りていくイメージが身についてない生徒もいます。
つまり、適切な途中式の書き方、その感覚が身についてない場合があります。
その場合は、いくら「途中式を書け!」と言ってもそもそもの書き方が分かってないので書けないわけです。
正しい書き方を教えてあげましょう。
途中式の書き方がよく分かってない生徒で、このように何も手を加えなかった-15をそのまま下に引き継ぐという概念がない生徒もいます。
注意です。
↑指導後のノート。かなり改善されました。(ちょこちょこ途中の符号がまだ間違ってますが…😅)
おまけ
余談ですが、ウチの塾では、数学のノートを半分に割って解いてもらっています。
ドラゴン桜でも紹介されていた方法で、僕も高校時代のノートは半分に割っていました。
ノートを半分に割ることで、自然に式が下へ下へ進行するように促すわけです。
中学生以上の生徒は、このノートの書き方を採用しているので、講師の皆さんは把握しておいてください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?