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お店を出す前に

物件をおさえる前に、
お店をイメージしてみよう

ということで、以下のような流れで考えることが多いようです。

1、地域のマーケット調査

2、商品企画

3、売上・収支シミュレーション

4、資金調達方法の検討

5、物件の購入・賃借

6、内装

7、什器・機材購入

8、告知・集客

9、開店準備

10、開店

大雑把にいうと、こういった流れが一般的かと思います。

まずは、何屋さんをしたい、
という思いがあって、

どこで、どうやって、どんなかたに、
と考えていくことが多い。
(私の場合は、少し違うので、詳しくは、違う機会にお伝えします。)

そのうえで、

1~4の物件を抑える前にすべきこと

は、特に時間がかかります。
また、ものすごく時間と労力を要する
そして、とても悩む。

逆に言うと、
いくらでも時間をかけられるし、
いくらでも悩むことができる、
そして、悩んだ挙句、やめることもできる。

時間だけが過ぎて、
考えることに疲れ果ててしまったり、
いざ、やろうと思っても、
なかなか物件が出てこなかったり、

なにが悩みの原因か?

それは、売上が立つのか、
お店を続けることができるのか?
要はお客様が来るのか?

やってみなければわからないところにある。

ということになると思います。

いくら入念なシミュレーションをしても、
それが、「うまくいく」と出た場合も
「うまくいかない」と出た場合も、

いづれにせよ、やってみないことにはわからないのです。

大概の場合、
飲食店は、うまくいかないことの方が多い、
なぜならば、競合が多すぎるから。
(飲食という大きなくくりで考えてです。)

どこにもないものをやろう、と思っても、
たいていの場合は、同じものは既にあります。

そして、日本人は、食に対して非常に保守的と言われています。
奇抜なものは、なかなか、手に取って頂けない。

絶対にうまくいかない確率の方が高い、と思ったうえで、
それでも、やってみたい、
うまくやってみせる、
と思ってやらないと、
やっていけない部分があるのが現実です。

結局、精神論か、と思われるかもしれませんが、
自分が、責任を負って、
お客様に喜んでいただいて、
対価をいただく、とは、

お客様に喜んでいただく、
それ自体に喜びを見出していないと、
難しいものがあるように私は感じています。

少し話はずれましたが、

なにをやりたい、
どこでやりたい、
の前に、

誰に、届けたい、
ということから考えてみるのも、
一案です。

このエリアの、何歳から何歳の
男性・女性で、
子育て世代の・・・

といった考え方ではなく、
まさに、誰に、

何々さんと、何々先輩と、
後輩の何々君と、、

といったように、

そして、
その方々に、
なにを提供したら喜んでくれるだろうか?

と考えていく方法です。

飲食店の私の店でいうと、
みんなが、昔食べた、
ケチャップピラフを召し上がっていただきたい。

とか、

みんなで、懐かしい思い出を語る
「空間」と「雰囲気」を提供したい。

その時、お客さんである、だれだれさんは、
どんな顔をして、喜んでいる。。
ということを想像、妄想する。

それを突き詰めていくと
商品は決まってきますし、
提供方法も定まってくると思います。

そして、どこで、どうやって、
ということにも、答えは出てくると思います。

その方々が一番集まりやすいところは?
とか、
そもそも、お店を出すことが一番の方法なのだろうか?
とか、

それでも、やはり、
お店として、場所をおさえてやっていきたい
ということであれば、
ようやく、物件を探すことになると思います。

物件の探し方については、
また次回お伝えします。

はんだまさつぐ

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