【志村坂上】よし田

三田線食レポ日誌、記念すべき初回は志村坂上駅から徒歩2分の蕎麦屋・割烹の「よし田」。
 今朝は天気がよく、朝のお買い物中にさーちゃんが「蕎麦でも喰いてぇなあ」と一言漏らしたことを発端にお昼は蕎麦を食べに行くことに。そして帰宅後ピピっと食べログで見つけたのがこの「よし田」。
 坂上到着、グーグルナビ片手にふらふら歩き、居酒屋「焰」を横目に直進するとすぐに左手に見えてきた。店先のメニュー表をちらりと確認、ガラガラ玄関を開けるとそこには一枚の障子が目の前に。上品な気配に気圧されこのまま入ってよいのだろうかと、迷いながらも靴を下駄箱に、すると奥から小さく「いらっしゃいませ〜」と女性の声。店内が想像できない分、そろっと障子を開けると目の前にはL時のカウンター。そこには一人分の座席を空けて客が2人。店内は明るい茶系の照明と木材ベースの内観で小ぎれいな割烹料理屋の雰囲気。昔ながらの古びた大衆蕎麦屋というよりも、配慮がゆき届いた小ぎれいな割烹料理屋という雰囲気。
 昼間の日が差す掘りごたつ式の席について、まずはメニューのチェック。せいろ蕎麦でいっかー、いやこのおろし蕎麦にしよっ、・・・・いやっやっぱり自分に嘘がつけない!、ちょっとお高いとろろ蕎麦っ!!いっぽう、さーっちゃんメニュー見るなり開口一番、「かき揚げつけ蕎麦」。ナイスチョイス!
 すみませーん、店員さん呼び、メニューのオーダー、「・・・はい、かき揚げ・・・はい」。真顔で間が空くメニューの取り方、ちょっと不機嫌かなっ?と思いつつ、「とろろ蕎麦はこちらの方ですか?」という長文聞いて納得、海外の人だ。メニュー聴き終え、かしこまりました(ニコっ)。そのニコっがよかったなぁ。
 料理が来るまでしばしの談笑、談笑しながらメニューを確認、確認していると「焼き味噌」発見、発見したからには、・・・「すみませーん、焼き味噌一つ、おねがいします。あと、みむろ杉(日本酒)も」。満足な週末、満足なお昼の予感。
 まず来たのは焼き味噌。木製しゃもじに乗って登場。早速食べると、まず口に広がるのは香ばしい味噌の香り。そのあとは・・・よく分かりませんでしたが、ピーナッツみたいなナッツ系が入っていることは確認。とりあえず美味い。(こんなに上手くつくれるかな、さーちゃん家で味噌炒め作るっていってたけど?ニコっ」)
 そして、俺とさーちゃんの料理が到着。目の前には、三束の蕎麦、その手前には、とろろのお椀、薬味の小皿、おつゆの入った容器。まずはおつゆをお椀に注ぎ、お蕎麦を浸してズズっと啜ると、山芋の風味と相まったコシのある蕎麦の旨味が口に広がる。(匂いは花粉症でよく分かりませんでした)。はぁー、どんどんいける、美味い料理はどんどんいける、どんどんいくとすぐに無くなるからちょっとお暇。酒とそばがき、ちょっとお暇、そして蕎麦。見るとさーちゃん、俺より早い。珍しい。それだけ美味いだなー、来てよかった。
 そこからは、仕事のことをふわふわ考えたり、日本酒美味いなーと考えたり、そうち目の前のカウンターの人が席をたった。席をたったが二人でたった。一席空いてたのに一緒だったたんだなーと、ここでもコロナの影響を確認。おれは身内(さーちゃん)とこんな配慮が互いにできるのかなと思いつつも、無理だし必要性も感じないため思考中断。
 食事も終盤、お店はどんどん混んできた。確か前にさーちゃんが「休日は飲食店のお昼の繁忙時間が一時間遅れるんだよー」と言ってたっけ。ってことは1時か。結構食べたし、そろそろ店を出ようかな。さーちゃん見るとだいたい終わっている。さーちゃんのかき揚げつけ蕎麦の最後のひと匙もらいつつ、「そろそろいこっか」と会計に。会計にいったが、なかなか対応してくれず、忙しい時間は仕方がないよな、と思いつつ、「終わりよくなかったらすべてよくないとは言わないけれど・・・」と心の狭い自分を否定4割、肯定6割で玄関開けて、志村散歩へ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?