通知

4/10の11:55にカレンダー通知が来た。

「○○さんの誕生日」

つい、笑ってしまった。
誕生日、、もうそんな時期かあ、と。

初めての彼の誕生日には、彼が飼っている犬に似たハンカチと手紙を送ったことを思い出した。

送った手紙に「生まれてきてくれてありがとう」と、何気なく書いたら、彼は泣いて喜んだのを鮮明に覚えている。「年甲斐もなく泣いてしまったよ」と笑いながら言っていた。
そんな何気ない一言に涙してくれるのかと思うと、手紙を書いてよかったなあ。という気分になった。

2年目は、ミサンガを送った気がする。この時は正直お互い余裕がなくて、諦めかけていた時だったから、思い出したくない思い出に近いけど、彼は自転車に付けてくれていた。

3年目は振られたばっかりで、送っていいのかも分からなかったけど、当時一緒に行くはずだったライブのグッズとお菓子と手紙を送った気がする。

4年目は、何あげたかなあ。ド忘れしたけど、アクセサリー置きをあげた気がする。何あげたんだろう。覚えてないくらいには、よく何かしらプレゼントしてた気がするなあ。

最近になるに連れて、何を上げたか覚えてなくて
今思えば、気持ちの入り方とかプレゼントしたいって気持ちが薄れてたのかなあ。なんて思う。
5年目に何かを渡すことも、この先手紙を書くこともないけど、なんとなくこの思い出は忘れたくないなと思った。

通知も削除して、もう彼の誕生日を覚えている事も無くなるんだろうけど、誕生日に思い出すのはこの思い出なのかもしれないなあと思った。


#誕生日 #思い出 #日記 #失恋


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