よる

夜は決まって夜更かしをする。こんな日常は久々ではない。でも、こんな日常を続けられるというのは珍しく、もう今後無いに等しいだろう。わたしは、ベッドの上で横たわりながら色んな音を聴いてみる。新聞配達のバイクの音からトラックが走る大体でかつ存在が大きすぎる騒音、車が猛スピードで駆け抜けるエンジン音。わたしは全く眠れない。というか、眠りたくも無い。1日が24時間という短い時間の中でわたしは長く起きて起きたいという、なんとも勿体無さを感じるから。そうこう言っているうちに時計は4時5分。わたしは無心で目を閉じる。こんな事も人生の中でなかなか出来ないことだろうと。こころの中で思いうなずけば、いつの間にやら夢の中。まだ、夢の中。起きたら小鳥が鳴いていて、また、静かな街がやって来る。

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