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5秒、10秒、15秒で何を話す?

はじめまして✨
フリーアナウンサーの三須亜希子です。

noteの記事を眺める歴は長いのですが、これまで自分の発信はしていませんでした。
ですが、今年は2023年卯年🐰
年女となったこのタイミングでチャレンジすることにしました。
どうぞよろしくお願いいたします。

私はNHKさいたま放送局を経てフリーアナウンサーになりました。
今もDAZNのJリーグ中継のリポーターを務めていますが、これまで報道、情報、科学、スポーツと幅広いジャンルの番組を担当し、キャリアはいつの間にか20年超。自分でもビックリです。

キャリアを通じて伝える時のちょっとしたテクニックは習得しています。
アナウンサーのお仕事以外に、アスリートがメディアに向き合うためのメディア対応講座や就活生の面接対策もしています。
ここでは「伝える・聞く」にまつわる発信をしていけたらと思います。

はじめての投稿の今日は「時間と話す分量」について少し書いてみます。

私がアナウンサーになって、上司から最初に指導されたのは、5秒、10秒、15秒で何を話すかについてでした。

限られた時間にどのくらいの分量の言葉を選び、わかりやすく伝えるか。そのためのトレーニングです。

放送局で最初に就く業務が5分間のラジオニュースだったため、ニュースを読み終えた後の残り時間で何を話せるかを瞬時に判断しなくてはならないからです。

ニュースデスクは、5分間のニュースの分量を把握した上で原稿を用意してくださるので、時間がオーバーしすぎたり余りすぎることは基本的にありません。ですが毎回残り時間が一定になるとは限らないので、安心して聞いてもらえるニュースを届けるためにも、残り時間に何の言葉を選び時間に合わせて話すかを理解しておく必要があるのです。

これが最初のトレーニング!?
私は少々面食らったわけですが、そのおかげで、後の生放送番組も柔軟に対応できるようになりました。

細かく時間管理しながら話すということ。

以前は主にアナウンサーに必要な技術のように思っていました。
ですが、オンラインが普及し、ミーティング中に時間制限があるがゆえに話の途中でお別れする場面・・・を見かけたことありませんか?
私は多々あります💦

自分の考えを最後まで伝えるためにも、これからは一般的に導入してもいいトレーニングかもしれないなと思っているこの頃です。

これからもキャリアを通じて得たことを発信していきます。
どうぞよろしくお願いいたします。



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