老害のセクハラはいつまで続くのか

昨今各所でハラスメントの話題が増えていて、テレビ番組でも出演者がどうこう言おうならすぐ炎上するし、実際に出演者自身が”今の時代に合わない”と自分のトーク型を反省していたりもする。


先日久しぶりに明石家さんま氏のテレビ番組を見た。
初出演のゲストに対して「何歳?」「独身?」「子供は?」とかズカズカ聞きよる。
これがさんまスタイルなのだろうけども、やはり違和感を抱く。

また女性ゲストの全身を舐めるように見て「スタイルがいい」というのも、もはや誉め言葉ではなくなっている。

明らかなセクハラと批判されているのに、なぜ彼はこれを続け、番組制作者も彼の起用を続けるのだろうか?


これまでの功績ももちろんあるだろうけど、一つの要因に「歳を重ねてくると今まで身に沁みついたものを変えることが難しい」ということがあるだろう。

このテレビ番組を例にみれば、その発言者である出演者自身もそうだし、制作サイドやスポンサーにもそういう人がいるだろうし、プラス、視聴者にもあてはまると思っている。

長年続いているテレビ番組だと、何の疑問も持たずに毎週同じ時間に同じ番組を見ている脳停止視聴者もたくさんいる。
おかしいと薄々感じつつも、長年の習慣になってしまっていて、他の番組を見るもしくはそもそも見ないという選択肢を忘れてしまっているのだ。

なぜか人間にはこの「おかしいとは思うけど行動を変えられない」ということが多々ある。


この悪しき習慣を改めないと、ハラスメントは無くならないのだろうな。

自分は”今の時代に合わない”と気付ける人は、習慣を改められるからハラスメントにも気をつけられるだろう。
でもそれに気付けない人は、そもそも自分の習慣に気付いていない可能性もあり、改めることはとても難しい。

どこかおかしいと思ったら、行動を変えることに勇気をもっていたいものだ。





※個人的に明石家さんま氏は好きで、彼の番組をたくさん見て育った。自分もハラスメントをする側になりえる自覚もあるので、一概に彼を批判しているのではなく、なんでなんだろうなという思いをつらつら書いただけなので誤解なきよう。

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