Mistral

観たり、聴いたり、読んだり、食べたり、飲んだり、ぼんやり空想に耽ったり…ainsi v…

Mistral

観たり、聴いたり、読んだり、食べたり、飲んだり、ぼんやり空想に耽ったり…ainsi va la vie.

最近の記事

Tristan und Isolde (24/9/23 Wiener Staatsoper)

ジョルダン指揮、シャーガーとカンペでトリスタンとイゾルデ。 なんともオケがいただけなかった。Plein de décibel, manque curuel de finesse...時々弦に美しい響きと調べがあったのみで、それ以外は各パートのバランスが悪いし、全体的にとにかく乱暴すぎる。今回は初めての席だったので場所のアコースティックの勘定に入れることもできるかもしれないけれど。次回影のない女も同じ列なので(反対側)実際のところどうなのか判るかなと思う。 バスティーユであの

    • ラファエルのデッサン

      ルーヴルで開催中のカポディモンテ展にきていたラファエルのデッサン、モーゼ(下の画像は部分で、実物は全身が描かれている)。 このデッサンは燃える茂みを前に神の姿を見てしまう事を恐れて目を隠しているシーン(旧約聖書の出エジプト記)。ヴァチカンのヘリオドロスの間の天井絵のために準備されたデッサン。 スポルヴェロなどで描かれる面に写されるために描かれたラファエロのデッサンの自然な力強さは、実際のフレスコ画のそれを上回る印象を与え、迫力ある見応え。

      • Z mrtvého domu / Aus einem Totenhaus / De la maison des morts / 死者の家から (3/9/2023 Ruhrtriennale @Jahrhunderthalle Bochum)

        ボーフムのJahrhunderthalle(センチュリーホール)でルールトリエンナーレのプログラム、チェルニアコフ演出の『死者の家から』。 20世紀の初めにデュッセルドルフの商工業博覧会会場として建設された後ボーフムの一大産業だった鉄鋼業の高炉への送風設備が設置されていた巨大な建物。デコールも担当するチェルニアコフは建物の長さを活かした演劇空間を作り上げていた。 建物の長さを使って長い長い舞台(と言うべきかどうかは悩むところ)を設え、幕が進むごとに演者も観客も並行移動してい

        • Ma saison 22-23

          40 Opéra 12 Concerts/Récitals 8 Ballet 16 Théâtre

        Tristan und Isolde (24/9/23 Wiener Staatsoper)