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補助金に群がる超一流企業たち…多重債務国は無節操…


 国産の先端半導体を目指して作られた『らぴだす』。
 出資会社を見ると、トヨタ自動車やソニーグループのほか、デンソー、NTT、NEC、ソフトバンク、キオクシア、それに三菱UFJ銀行という日本で名の通った超一流企業群である。
 その資本金は、74億円程度である。8社で割ると、一社当たり9億円程度である。
 これだけしか出資してないのに、同社会長は技術開発に2兆円規模の資金が必要だと主張している。1社あたりで2500億円の補助金を国に要求している。
 なんと1社の出資額に対して、250倍の補助金をせしめて企業活動を進めようと言う、物凄い『レバレッジ』である。
 リスクは取りませんから、金はタンマリ出してください、と言わんばかりの寄せ集め。
 現在の産業政策がいくら補助金を出すか?のバラマキ行政に終始し、
『戦略も糞も無い』。
 補助金を出す理由が、経産大臣によれば
   ★最先端の半導体は戦略的に不可欠な技術だ
と言う。高校生でも言えるようなコメントであって、『戦略的に不可欠』なのに、『産業政策には戦略が無い』のであって、言えるのは、『補助金を出す』だけしかない。
 これ世界に伍した産業競争力が養えるはずも無い。
 戦略も戦術も無く、ツケだけ税金に回して、国策で集めた企業に『金をあてがうので何とかしろ』と言いたいのだろうが、国策で複数企業を集めた会社がうまく行く訳が無い。
 

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