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東日本大震災で被災した日立市。防災拠点機能の充実を掲げて建て替えられた市役所…電源設備が地下で浸水・停電。原発と同じ、想定外??

 電源設備が地下であったために浸水して機能しなくなった例は、公的機関に多い。
 例えば、関西空港は長期にわたる停電に追い込まれて空港機能がマヒした上に、交通機関も機能せずに空港に閉じ込められた日本人客、外国人客が多かった。
 さらに、福島原発も地価の補助発電機が水没して原子炉の冷却が出来ずに、メルトダウンを起こしてしまった。
 空港、原発、市役所というようなインフラの電源設備が機能しないとなると、被害は甚大である。
 日立市も大雨に対して対処していなかった訳では無かろう。
 しかし、現代の我々が持つ『小さな物差し』で気象やその影響を測っているところに問題の根源がある。
 もちろん、災害に至るには様々な悪条件が重なり不幸な結果にはなっているが、よく考えると、想定した対策がほぼ役に立っていないのである。
 これを指導者たちが、『想定外』として言い訳するが、ならば『想定をした連中の頭が悪すぎ』としか言いようがない。
 想定はこの範囲ですから、これを越えると災害が発生します…当然このように広報しなければ、使った費用なんて根拠のない『想定』という酷い仮定のもとに捨てたと同じ。
 全国には、同様の作りの設備が多いはずであり、原発も同じく是正はされていないはずである。 津波に備えて防潮堤を高くしたと聞くが、根拠も分からないので、再度起きても『想定外』…なぜ繰り返すのか?
 要は改修に金と時間がかかるだけの理由であろう。
 多摩川(武蔵小杉)の新規タワマンは、電源設備を3階に設計変更したのも頷ける。

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