原発「最大６０年超」運転可能に…刻もう賛成議員の名・・君は見たかNetflix（本日公開The Days）

　何か合わせたようなタイミングの公開。
　日本の科学技術、取り分け原子力発電技術を取り巻く危険極まりない構造が極めて良く描かれている。
　福島の原発事故の際に官邸で首相に答える経産省役人、原子力保安院、原子力安全規制委員会。
　どこをとっても公務員試験で受かって担当になった程度の役人たち。
　首相に詰問された原子力保安院・院長が自らの出身を、『東大経済学部卒』と答える。
　あぁ、この院って、役人のポジションの一つに過ぎないのだと。
　国民の命など眼中には無いに違いない。
　もちろん、省のトップに素養など期待できない。国会で賛成に回った人達は、『エネルギー政策が…云云かんぬん』であったであろう。
　政治家・役人・企業がそろい踏みでこの体たらく。
　まあ、今後六十年以上何事も無いことを神に祈るしかできない我々。
　いつからこんなに非科学の国家になったのだろう。
　町のネオンも控えめにして、電気屋のテレビも全部画面を映す必要も無い。
　貧しくとも、月の明かりや、星のきらめきが美しかった時代が恋しい。
　迫力のあるドラマに仕立てあがっていた。感謝。