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ピラミッドの謎(全解明)…工夫された、津波による破壊から逃した構造壁(大理石カバー)

ピラミッドについて第6報まで『ピラミッドの謎』を解くためのヒントを示してきました。

大ピラミッド

 ピラミッドは決して『墓』として建造されたものではなさそうであることがお分かりいただけたと思います。
 特徴として
 1.『ピラミッド』(と同じ構造の巨大建築物)は世界各地に見られる
 2.ピラミッド自体が生存のための施設が存在(通気孔、地下井戸など)
 3.クフ王の『太陽の船』は、実用のための船
 4.ギザのピラミッドの厚さ2.4mもある石灰岩(大理石)で覆われていた
 5.高さが100m以上である
などが挙げられます。
 このうち、2.3.5.は海面が100m程度上昇しても生き残るために必要な最低限のものです。
 1.は高層の建築物を造るうえで、造り易く、構造的に安定、石材に向いた建築物なのです。
 さて、4.大理石カバーは何のためでしょうか?
 拙著では、津波・大洪水・海面上昇という自然の脅威が襲ったことを述べています。
 津波は、東北大震災の際にもみられたように、津波の押し寄せる波は、簡易な構造物を容易に破壊してしまいます
 ピラミッドの構造は、下写真で見られるように表面は石材が積まれたままですからボコボコしています。

石材を積んだピラミッド

これに津波の流れが当たってしまうと、津波の流れは大きな抵抗を受けることになります。これは表面がデコボコしているためです(魚の体の表面はなめらかです)。
 大きな抵抗が生じて、石材の1個でもズレたり流されてしまうと、この積み上げ構造は、一挙に崩れ去ります(構造上、無駄な石材は無い)
 下の写真は、残っている大理石カバーを示しています。表面はきれいに磨かれてデコボコの無いようにされています。

残された大理石カバー

これがピラミッド全面を覆っていたとすれば、津波の流れで1個1個の石材が影響を受けることはありません。
 すなわち、カバーは津波による破壊を避けるための工夫だった訳です。

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