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『心を一つに』

『心を一つに』

大きな行事を控えてますが、

残念ながら終日の雨、でもいい事が!!

2007年の私のブログからです。

『05/08/2007 20:00:00

TITLE: 心を一つに

企業経営も大変難しい時代に入りました。

本当は難しい時代という事ではなくあるべき姿、本来の姿と言ったほうが正しいかもしれませんが、

従来の経営の手法や形態では世間が許しませんし、社員からも三行半を突きつけられる時代になりました。

企業の社会的責任や企業倫理、社会貢献が経営の根幹に座らないと存続すら危ぶまれる昨今です。

従来の談合体質の業界のあり方も徐々に足元から崩れる時代となり、

社員や関わった張本人から内部告発で表面化してみたり、

そんな発言や行動が一流の経営者の発言なのかと耳を疑った矢先にはお縄頂戴でおまけに社会的な制裁を受けてみたり。

品質に充分な配慮が足らなかったためにあれほどの大企業でさえ憂き目の事態に遭遇する事になってしまいました。

一つは企業と一心同体、年功序列の世界であった会社勤めが会社は会社、

許せないもの、許してはいけないものは自分の会社であっても断罪をする。

そんな時代になったのでしょうか。

決してその事が悪いといっているのではありません。

そのことがもしかすると自分の企業が根底から揺らぐ事があってもそれはそれ。

二つ目は情報の速さと広がりでしょうか。

一瞬にして世界を駆け巡る時代となりました。或いはマスコミの発達と言い換えてもいいでしょう。

小さな火種程度で済んだことが今はとんでもない事態を引き起こす時代となりました。

家庭でも親子の難しい関係が続きます。

従来はお父さんは一人、お母さんは一人の時代でした。

当然子供は父母の教育の元で、それを信じて育っていましたが、そんな画一的個人的な親の思い込みや経験だけで子育てが出来る時代ではなくなってきました。

お父さんはテレビ、お母さんは冷蔵庫と言われて久しいですが今はこれに壮大な力と広がりを持つネット社会が加わってきました。

当の子供たちにしても何を信じたらいいのか、事の真実は何処にあるのか戸惑う事の多い時代です。

或いは両親をそんな世情と天秤に掛けながら他感的に見比べる子供の姿が想像されます。

そんな時代だからこそ、

企業の真のあり方、家庭の親子の心の触れ合いの姿を常に求め続ける事の大切さを感じます。

私自身は子育ては既に終わりましたが、

それでも難しかった事には違いはありませんが今はそれに又様々な加重が加わっているように思います。

企業も社員と一体になってその存在価値や意義を改めて問い直しながら、

切磋琢磨しなくてはいけないと心に秘める日々です。

「山積みのりんごを傷めるには、一個の腐ったりんごで十分だ。イギリス、ミッチェルオブノースゲイト1340年」』

西日本ビジネス印刷株式会社

代表取締役会長 園田 慶一

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