子供が5歳になったので、キッザニア甲子園に行ってみた
5歳の娘と3歳の息子を連れて、キッザニアデビューしてきた。第一部、9時から15時の6時間で初心者なら6つ回れれば上出来と言われる中、8つのパビリオンを体験でき、親も子も大満足の1日だった。幸運に恵まれた部分もあるが、行く前に徹底的にリサーチしたのが功を奏したので、自分への備忘も兼ねて簡単にまとめる。
事前の準備1.キッザニア本を買う
いきなり宣伝みたいになるので恐縮だが、キッザニアの攻略本は絶対買うべき。ちなみにわたしには出版社に知り合いも親戚もいないし、アフィリエイトのやり方が分からないのでnoteがより良い方向に行く何かに使ってもらえれば良いなぁと思う(2020.1.26時点の考え)
この本にだいたい全ての情報が書いてある。これを隅々まで読んでおけばまず間違いない。交通機関、キッザニアのルール、パビリオンの内容、、すべてのキッザニアの生みの親である。公式サイトの100倍詳しく見やすい。2000円なら買わないが、いや2000円でも買うべき、しかし実際はメルカリでもう少し安く買えるのに気づいたらamazonでポチっていた。イェーーーーー
事前の準備2.行きたいパビリオンを書き出す
さて、この本の良いところは、全てのパビリオンについて見開き2ページで見所、衣装、所要時間、大まかな流れがまとめてあることだ。まずこれを頼りに行きたいパビリオンを書き出す。だいたい10〜15個くらい。1つあたりの所要時間が30分で滞在6時間から受付やご飯休憩など除くと物理的に10個が限界であろう。短い時間で効率よくまわるためには事前の計画が大切だ。
このサイトで試し読みできるので紙面を見てほしい。見開きに写真がバーンと載っているので小さい子供でも見やすい。3歳の息子も本をじーっと見て消防車乗りたい!とかピザと寿司つくりたい!とか選ぶことができた。この点は本の良いところで、90個のパビリオンを全てスマホで見せようとするのは至難の技である。
子供が選びおわったら、それ以外もさりげなくおすすめしておく。個人的にはココが結構ポイントだと思っている。紙面はフラットな扱いだが、実際は人気に大きな偏りがあって、開始30分でその日の予約が埋まるパビリオンもある。自分の子供が行きたいと言ったベタなやつは絶対混雑する。子供の行きたいところは大体同じで、そこに連れて行きたいと思う親心も大体同じだからだ。なので事前に「こういうのもあるよー最後にこんなのもらえるよー」とか言って興味を持たせておく。各社趣向を凝らしてプログラムを作っており、意外とやってみると面白いことの方が多いのでそこは安心されたい。着せたい衣装で選んでもよい。
事前の準備3.優先順位をつけて地図ごと脳内に焼き付ける
行きたいところが書き出せたら、次はそれに優先順位をつけていく。とはいえランキング形式で詳細までつける必要はない。
・絶対行きたい
・出来たら行きたい
・正直どっちでもいい
の3つくらいにグルーピングする。そして、その大まかな場所を脳に焼き付ける。せめて1Fか2Fかくらいは頭に入れておく。
何故ここまでするかというと、とにかく当日は判断の連続だからだ。出来るだけ多くの子供のやってみたいを叶えるには、当日親がいかに上手くスケジュールを組めるかにかかっている。小学生くらいならお仕事の予約も含めてお任せして、上手くいかなかったらそれも含めて勉強だねーという感じが良いと思うが、幼稚園児に予約の仕組みを理解させるのは到底無理である。ここは親が黒子となって奮闘するしかない。
お仕事の予約のルールは2つ。
・お仕事の予約は1つしか出来ない。
・次の予約に間に合う時間に終わるお仕事は飛び込みで参加できる。
よって、どのお仕事を予約するか、次の予約までにどのお仕事に飛び込むかの2つの判断が必要だ。
しかし、ディズニーのようにアプリで待ち時間を見れたりしない。ファストパスもない。なので、行きたいパビリオンが次回何時から参加できるかは逐一そのパビリオンの前の看板を見に行くしかない。さらに、次の予約時間と空いてるパビリオンの候補&終了時間を睨んで一瞬で決断しないといけない。少しでも躊躇すると他のお子さんで席が埋まってしまう。一度埋まると次は25〜30分後なので、予約に間に合わなくなって諦めざるを得ない。
当日、序盤に行きたいところが予約で埋まってしまい泣き出す子もまま見られた。予約の仕組みがわからない小さな子供に、目の前にあるパビリオンに参加できない理由を説明するのは本当に難しい。事前にやりたいことを整理して、その内容と場所を頭に叩き込むだけなら安い投資と考えたい。
事前の準備4.子供にもしかしたら行けないかもしれないよとやんわり伝えておく
ここまで整理できれば準備は万端。しかし、最後まで手綱を緩めない。より現実的なところにプランを修正しておく。いくら地図を頭に焼きつけたとしても、初めて行く場所で上手く移動できるとは限らない。交通機関が乱れるかもしれない。基本的にプラン通りにはいかないと思った方が良い。
その点で2つ修正が必要、まず各パビリオンの人気度チェック、そして子供にやんわり全部まわるのは無理だよと伝えておく。
パビリオンは定期的に入替やリニューアルが行われるので人気度は水物だが、私は行く前にこのサイトを参考にした。実際行ってみるとほぼここの人気度通りの順に予約が埋まっていたので、是非一読をオススメしたい(この人気度の部分はムック本より情報サイトの方が詳しいし客観的と感じる。大人の事情もあるかも、、??)
で、先のやりたいことリストを見返す。例えば絶対行きたい!に寿司とピザが入っていたとする。この2つは入場1時間以内に席が埋まる大人気パビリオンである。なのでかなり朝早くから並んでやっと予約が取れるくらいのものだ。また、ピザが取れたらピザの体験中に寿司が埋まるので事実上どちらかしかできない。朝早くから並ぶことができないなら2つともできない。
なのでこの事実は必ず行く前に子供に伝えておく。これを怠ると一気に子供のテンションがしかも朝一に下がる。親のテンションも下がる。悲しすぎる。なので、人気度を見て、無理なものは無理と伝えて、出来れば行きたい!の数を多めに持っておくのが望ましい。特に★1〜3のパビリオンを出来れば行きたい!にいれれると当日の判断が楽になる。
ここまで準備ができたらあとは当日楽しむだけだ。心得的なものを何点か挙げて終わりにする。
当日の心得1.出来れば7時前から並ぶ
キッザニアは当日券もあるが基本は予約制なので、事前予約をおすすめする。予約をすると、集合時間8時30分と出るが、鵜呑みにしてはいけない。それは入場開始時間であって、実は朝から並ぶ人が多いのだ。なぜなら早く入ると人気のお仕事を早く予約できるので時間が有意義に使えるからだ。駐車場オープンが7時、受付オープンが7時15分なので、7時頃から並ぶ人が爆増する。★5のパビリオンに行きたいなら7時までには並んでおきたい。この辺のルールはよく変わりそうなので公式サイト参照のこと。
当日の心得2.スッパリ諦める
どんなに早く並ぼうとしても、地元の人とかには勝てない。うちは滋賀在住なので5時30分に家を出てようやく7時前に着いてその時点で整理番号28番だった。家族数が28なので子供は50弱並んでいることになる。8時30分の入場後に即ピザ屋に向かって12人目だったのでおよそ1/4はピザ屋に来ている。その後8時50分には予約受付を終了していた。
つまり朝に子供のトイレトラブルなどで出遅れて整理番号100とかになったらその時点で★5は諦めた方が良い気がする。仮に2時30分のピザ屋を予約できたとしても、2時30分まで他の予約の多い人気パビリオンは一切できなくなる。★4はほぼ不可である。ピザ絶対!絶対ピザ!ならその判断でokだが、それくらいの覚悟がないならピザは諦めて出来れば行きたい!から4つくらい参加できる方が良いかもしれない。
このあたりはかなりたらればの世界になるので、親子の瞬時の議論で決めるしかないが、諦めるというのも1つの選択肢と思う。
当日の心得3.悩んだらやる
心得2のような状況を除けば、予約はまぁとりあえずやりたくて人気ある順に埋めていけば良い。が、問題は予約と予約の間にするお仕事である。
子供がパビリオンの説明を受けている間とかにできれば事前のやりたいリストのお仕事の予約状況を片親が確認しておいた方が良い。そして迷ったらやるが鉄則。少しでも躊躇すると他のお子さんで席が埋まってしまう。一度埋まると次は25〜30分後なので、予約に間に合わなくなって諦めざるを得ない。
また、事前リストに無いものでも、空いていたらとりあえず放り込んでしまうのも手である。これも迷ったらやるが鉄則。銀行やデパートなど暇な時に行ける場所はいくつかあるが、絶対仕事体験した方が良い。キャストの方々が親切丁寧に教えてくれるので親は安心だし案外子供が気にいるパターンも多い。子供のお仕事中に次の作戦を立て直すこともできる。
最後に
あっという間の6時間、キッザニアは大人も子供も楽しめる素晴らしい施設だった。是非当日充実した1日を送れるよう事前準備を怠らずに楽しんでもらいたい。
この記事は心構え的な部分にフォーカスしたが、途中でも紹介したサイトが写真付きでキッザニアのルールや攻略法を簡潔にまとめているので参考になる。私も行く前に穴が開くほど読み込んだので、感謝の気持ちも込めて紹介。
そして、何度も言うが、ムック本は絶対買った方が良い。これは絶対。地味に冒頭の地図が見やすく、当日もかなり助けられた。本当に素晴らしい。
どうか今後凄腕の編集長がこのムック本の指揮を取るとしても、このフラットでかつ情報が圧縮されて見やすい構成だけは変えないで欲しいと願うばかりである。
自分の経験したことを文章にしていくことで、誰かの役に立てたら嬉しいとか、ただ書くことが楽しいとか、そういう風に私はなりたい。