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ポエム帳

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酔っぱらったときに書きます。
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2016年10月の記事一覧

だってワルツが聞こえないから

 しかたないもの、若かったから。肩に降りかかる歳月の羽根の重さなんて、気にかける暇もなかったから。誰が悪いわけじゃない。みんな失敗だったってだけ。孤独が好きなわけでもないし、賑やかな夜の中で踊りたいわけでもない。自分で自分がわからなかった。靄めいて幽霊みたいだった。港から出て行く船を並んで見た。夕暮れが僕たちを包み込んで切り裂いて、粉々にしてしまったあとで、恋とはなんだと考えた。考えていたら夜がき

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