Mist

真夜中、みずいろが私を食べた。
    • ポエム帳

      • 87本

      酔っぱらったときに書きます。

    • ノスタルジア

      • 12本

      懐かしいときに書きます。

    • フイルム

      • 21本

      わけもなく撮ったもの。

    • お花畑

      • 10本

      妄想癖が悪化したときに書きます。

    • 夢供養

      • 5本
      • ¥999

      人目をはばかる。

恋こがれて

 窓の向こうの、雲ひとつない水色の景色を見ていると、いてもたってもいられなかった。おろしたてのシャツと、一年ぶりに履く黒いスニーカー。外へ出ると、街はすっかり夏…

夏がくるぞ

 また夏がくる。そんな当たり前のことが私にはどうしようもないくらい嬉しくて、むやみに窓をあけて、風の匂いをかいだりして、今日も一日が過ぎてゆく。  だけど、夏が…

Freeze Moon

ベッドに落ちた陽だまりの中で幸福に目を醒ました。忘れられない一年の最後の一日は、いつもとおんなじだった。エアコンをつけっぱなしの部屋にいると気づかないけれど、窓…

あの電燈の下で

「今度、オンライン忘年会しよう」。 12月に入って、地元の友人のグループラインでそんな呼びかけがあった。幽霊部員も含めた10人ほどのメンバーは、ほとんどが幼馴染。進…

夕涼み

はめ殺しの窓には、甘いカクテル色の空が広がっている。庭のニームの木が揺れている。蝉の声は少し遠くなった。私はベッドに寝そべって、眼鏡を外す。風鈴の音が聴こえる。…

永訣の午後

いつか誰かのものになると知りながら、私たちが見守ってきた白い花は、いま、誰かの手に摘まれて、遠くへ行ってしまおうとしている。せめてその人が、誰より優しい人であっ…