慈雨


今朝は花の雨が降る
公園の花壇をみている


誰かが手入れをした
花の苗が風になる


まだ咲かない花のもと
慈雨が降る


応援している花がいる
ひそやかに咲く


ひと足先にぽつりと咲く
孤高の花の


手招きはやさしい
これからも咲く花の


ただひとり応援している
好きが舞う花壇


あなたが好きを降らせた
慈雨の花壇に


また新しい花が咲く
これからもきっと咲く


いつも応援してくれたまま
花を咲かせてのちの


散り際に
私のところに好きを降らせて


何故に先にゆく
まだ咲かない花の慈雨が


足りないというのに
これからも


訪れよう
散歩の途中に


あなたが咲いて残した
のちに咲く花たち


敬意をもって思い出すだけで
きっとここに居てくれる


そう想うのだ



先に咲く花が見守る若い草花


手招きに
気づかず通る
散歩みち
花の咲くみち
限りあるかな


いつでも慈雨となり、読んでいただいたこと感謝申し上げます。。
私の稚拙詩文【月というのは】にスキが残ってました。。あまりに短い時間、薄い関わりでした。もっとこれからも、もっと。。と残念でなりません





謹んで哀悼の意を表します。
まねきさん、ありがとうございました。

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