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これからの道


これからの道
昨日まで咲いていた花の
散りゆく姿にきっと種が宿る
そんな道

散りゆくと知って
花はわざわざ美しく咲いたのか
これからの道を照らすため
花は輝いたのか知らずとも

これからの道を木にたずねたが
木は答えることはなかった
探せばよいと
これからの道を君が探せばよいと

ひとりでも行く
これからの道とは
どうであっても行く道のこと
君がたとえひとりであっても


ひとりとは孤独ではない
ひとりでも行く道なら
応援がきっとある道
沿道の声援がときにきこえる道


乗り越えたことを振り向きもしない君の
これからの道はじつはひとりではない道
前を見ていればいい
広がる景色に故郷の山を連れていけ


君が行くひとりでも行く
これからの道
光をつれて
涙は風に吹かれても
残る笑顔はこれからも輝く


母娘と引きついだ命ごと
君が行く
そっと手にして行く
これからの道はさらに輝く




尊敬する詩人に捧ぐ詩




~べじさん記す~





いただいたお気持ちは、noteの街で創作に励まれている次の方へと循環させていこうと思います。あなたの作品を見たいです。ありがとうございます。