蝋梅の祈り

蝋梅にVヴイを感じる
春の陽気の色が
誘い出す
予感した吉報を
信じて歩く参道には
石ころが鳴く

痛くないかと
石ころにきく
踏まれて痛くないかと
そっと足をはこぶ
誰かのために祈るように
石ころを感じる

雪中四友の花咲く想い
願いのチカラよ今こそ届けと
素晴らしい大空が
どこまでもつなげている
この街もあの街も
どこまでもつなげていく

どこからどこへどこまでも
縛りのない自由自在な願いが
祈りのチカラならば
それは必ず苦闘するあなたに伝わる
泣き濡れて立ち止まるあなたにも伝わる

蝋梅の色が春を待つ
吉報を届けてくれるように
Vヴイの枝に咲こうと今
届くならいつでも私は祈る
何度でも
ただ何度でも

大空がつなげているのだ