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時空間



はじめから時空間のずれがあった
まにあうこともなく
いつも遅かった

それは大きなずれだった
そこにいなかったことも
そのとき会えなかったことも


感動をのちに味わう朝の
いずれ遅れて
追いかけ再生して
今ごろ一人で涙にむせぶとき


窓の外の青空を
ひとすじの飛行機雲を描きながら
しらさぎが飛んでゆくのだ


どこから来たのか
どこへと往くのか


バルコニーから見えた空は
しらさぎの定期航路だと
気がつきますか
追いかけ再生のような
まるで定期航路だ


いつも遅かった
何故にずれていく
乗り遅れたまま
ここにいることも
抱きしめる願いも想いも


あのしらさぎは
上空を滑空して光の粒になり
つばめは眼下を自在に青く舞う


すずめのおしゃべりに堪えがたく
みどりのからすは歌いながら山に遠ざかる


 


たとえどれほど時空間がずれていくとしても
僕は探し求めて
みなさんに会いにいくだろう


しらさぎの定期航路を追うように空をつたって会いにいくのだ


ほんのずれなら小さいと思いなおして


いつも感動にあふれている
あの街が好きなのです


しらさぎの定期航路は
早朝に次の飛行機雲を描き
心は青空にとけていく


あぁ、ほんとうに
大空を見上げていてほしい

あの人も
この人も

もうここにはいない
去っていった人も


あの日の街まできっと飛ぶのかな


いってらっしゃい


いってきます

あとでね







~時空間の自由なフライト~
しらさぎの舞う空


皆様の過去記事を拝読させていただくことが好きです

それは時空間の旅のようにも思う

残念ながらリアルタイムで出会えなかった記事も。。

一生懸命探して拝読させていただいたり

どのようにすばらしい作品を創造されてきたのか

わくわくしながら。。

時を超えて長きにわたって
あの人この人の物語がそこには輝いています

お人柄に感銘をうけたり

ときに涙して、ときに笑顔になる

すばらしい作品たちに出逢えることに感謝します

あぁ、なんとありがたいことだ、と

ありがとうございます。

時空間の遅れてではありますけど

いつもいつだって出逢えること

よかったです。。

みなさま、感動をありがとうございます。




しらさぎがお辞儀をしては離陸する
別れを告げてあの街へ飛ぶ

【旬さん杯】に応募した短歌





ミテイさんにいただいた参加賞


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