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「見えない身体」(10/21〜23)

2022年10月21日から23日まで、神泉のR for Dというお店で展示があります。今回の展示は∴ (therefore)というキュレーターコレクティブの丹羽惠太朗さんよりお誘いいただき、参加することとなりました。一緒に展示する成定由香沙さんは、建築を専門とする傍ら映像インスタレーションや写真作品を制作されています。

グラフィックデザイン: 𝐘𝐨𝐬𝐮𝐤𝐞 𝐌𝐨𝐫𝐢

展示の詳細はこちら

「見えない身体」というタイトルは私と成定さん2人の作品に共通するキーワードであり、R for Dという服にまつわる空間を想定して考えたものです。

世の中に存在するほとんどの服は、規定のサイズをもとに作られています。
規定のサイズは、どこかの誰かの身体を測って作られたものではなく、より多くの消費者が着られるように考えられた架空の身体スケールです。
服を買って着ているというだけで、私たちは日常的に自分の身体とは異なる架空の身体を身につけていると言えるのではないでしょうか。

服の規定サイズ以外にも、私たちは他者や社会、時には自分自身によって、知らず知らずのうちに自分の身体を見えなくさせられている、または見つめることが難しくなっていることがあると思います。
今回の展示では、そうして見えなくなった身体に焦点をあて、考えるきっかけになることを目指します。

以下は今回の展示に寄せて、私が書いたステートメントです。

自分の耳の裏を自分で見ることができないように、私たちはこの私として生きている身体を隅々まで把握することができない。自分という存在はこの世界にどんなふうに存在しているのか、という疑問を常に私は抱いている。

たとえば靴下を脱ぎ捨てた時、脱ぎ捨てられた靴下の形やシワの中には脱ぎ捨てた側の身体の一部が宿っている。元々靴下の中にすっぽりと収まっていた身体の痕跡として、また剥がれ落ちたもう一つの身体として世界に吐き出されているのだ。

吐き出された身体は意志のない身体となり硬化する。硬化した身体に出会う時こそ、自分の耳の裏を初めて見つめる時のような、見えなかった自分の身体との出会いがあるのではないだろうか。

2022年10月(展示「見えない身体」に寄せて)

今回私は、過去作と新作を合わせて展示する予定です。3日間という短い会期ですが、足を運んでいただけると幸いです。

開催日時: 2022年10月21日〜10月23日 13:00〜22:00
参加作家: 成定由香沙、村上万葉
会場: R for D(アールフォーディー)
〒153-0041 東京都目黒区駒場1-4-5 日興パレス駒場 B1F
展示詳細ページ
https://www.tokyoartbeat.com/events/-/Yukasa-Narisada-Mayo-Murakami-Exhibition/r-for-d/2022-10-21​

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