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私の住みたい街

今日は上野の国立博物館へ仁和寺と御室派のみほとけ展を見に行った。

私が住んでいるのは神奈川県なので上野まではちょっと遠い。
家を出たのはお昼だったので近くの乗換え駅でご飯を食べてから電車に乗ろうと思って、サク飯するべく手近にあったラーメン屋に入った。

ラーメン屋に入るのは一人だとちょっと躊躇するのだけど、外から眺めて女性客と男性客が半々くらい、小学生くらいのお子さん連れファミリーがいてなんとなく入りやすかったのだった。

私の隣の席のファミリーのお母さんが一生懸命食べてる男の子に「全部食べようと思わなくていいからね」と話しかけているのが印象的だった。

そんな会話を横で聞きながら、ぼんやりと数年前に高校の同級生とあった時のことを思いだしていた。

その時は4人+幼児2人での外でのランチで、要するに久しぶりに同級生とそのお子さんと会うのが主な目的だったんだけど、まず小さな子どもを含めてランチをできる場所はどういうところがいいんだろう、というところで悩んだ。

会った当日は当日でお店が混む日だったらしく、残念ながらあまり居心地も良くなく早めにお店を出て外で散歩をしながら近況を話して2時間ほどして解散した。

総じて「楽しかった」というよりは「慌ただしかった」1日だった。

タイミングだったり場所の選びが悪かったのも一因なのだけど、外で小さな子どもも含めて一緒にランチをするというのはそれなりに難易度が高いものなのだ、とその時朧げながら学んだ日だった。

なんで、唐突にそんなことを思い出したんだろう。

多分、今日お昼に入ったそのラーメン屋さんの雰囲気がとても幸せに感じたからだと思う。

誰も周りを気にせず、ラーメンをすすっているのはどこのラーメン屋さんでもある光景なのだけど、たまたま入ったタイミングが各年代、性別バラバラでそれでも普通の光景として成り立っていたから。

数年前のランチは(私の主観だけど)なぜか自分たちの居場所がないように感じてしまった。

きっと今なら。

多分そう思ったからだと思う。

そして、その乗換駅は武蔵小杉で今若い世代のファミリー層に支持されて今どんどん新しいマンションが建ってる人気のエリア。

人気のある理由は様々だけど、結果的に人が集まって多様性を受け入れる面白い街になっているんだと思う。

(ま、問題も色々あるんだけどね。)

単純に人の多さであれば、渋谷や新宿の方が多いけど、生活の拠点としての街の場合の人の多さ、各年代がそれぞれみんないて調和している街の活気さはいいなぁと思うところ。総じて年齢層高めの人が多い私の実家付近の街の雰囲気とはまた違う雰囲気だなと感じた。

私がこの近くに引っ越してきてから実はまだ数ヶ月で、今たくさん”発見”をしている段階なのだけど実際こっちに住んでみて良かったなと思う。

なんとなく首都圏ならどこに住んでもだいたい同じ感じだろう、と思ってたのだけど、きっとそこに住んでいる人たち自身が街を作っていて、その街独自の魅力や空気感はそれぞれに違う。

そう思いながら、またふらりといろんな街を訪れるのはきっと楽しいと思った。

そんななんでもない一日でした。



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