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怖い!って口に出したら楽になったって話

今年の1月から、歯列矯正をしていて。
当初のプランでは抜歯は2本のみだったんです。
でもちょっとうまいこといかず、追加で2本抜くことに。

先に抜いた2本は、上の歯だったんですが、めちゃ時間かかって(歯を抜くの初めてだったので、平均時間はよくわからないんですが、抜歯してくれた先生談です)、血もめっちゃ出て(エプロンしてもらってたのに服に血飛び散ってた)、バキバキ割ったり、麻酔も途中で追加したし、根っこが残ってレントゲンを何回も撮りながら進めてく感じ。
そしてやっと終わって先生から歯科衛生士さんに一言、
「痛み止め、倍出しといて」
おわー、麻酔切れたらそんなに痛いんか、、と意気消沈して帰路に。
血が止まらなかったので、ティッシュつめて力の入らない顎でなんとか噛みながら帰る。
途中で買い物して、お支払い方法は?「パスモで」が、「はふほへ」になっちゃうくらいしばらく経っても麻酔が効いてる。
ご飯食べてもほとんどの米粒がその穴に吸い込まれるし、寝る頃になっても血が止まらないし、痛いし、朝起きても口の中血溜まりでおぇええええ!だし。
とにかく抜歯はこりごりだ…と思っていたのに。

やっぱりもう2本抜きたい、抜いて欲しい。。
と、矯正歯科の方の先生から申し入れられる。。協議の末、下の歯も2本抜くことになったのだけど、はぁ、もう憂鬱…
だったんです。

抜歯当日、抜く前からもうツラい。と思いながら歯医者さんへ。
麻酔が入る、麻酔の針も痛い…痛いけど、痛いだけだ。出産に比べたら、そんなでもないか、いや、出産の痛み思い出せん。とか考えていたら心臓がバックバクしてきた。麻酔をしている先生の手も揺れちゃうくらいバクバクバクバク!!なにこれ、私そこまで緊張してるのか!?
先生が「心臓バクバクするお薬も入ってますからね、心配しないでくださいね」と言ってくれたけど、それすら私を落ち着かせる為の嘘なんじゃないかと思うくらいの精神状態。
麻酔が終わり、いよいよ先生が何か挟むっぽい器具を近づけてくる。
思わず「こわいぃぃぃぃいいい。。」と口に出してしまう。
すると先生(50代くらいの男性)が「そうですよね〜、怖いですよね、ちょっとメキメキ音がします、それからゴトゴトしますね」

って、それからメキメキ「もう浮いてますよ」ゴトゴト「抜けます」スポッ
「では反対も」メキメキ「はい、抜けますよ」ゴトゴトスポッ

ははは早っ!!!!

てか、はぁー!人に怖いって言っちゃった!これには自分でもビックリしてしまった。だいたいそういう場合、"耐える"の選択肢しか持ってなかった私である。弱さを出して、それを受け止めてもらえると勇気が出て、乗り越えられる事もあるんだなーと。先生ありがとう。

抜歯痕はジンワリ痛いが、なんとなく心はほかほかになった出来事でした。

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