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映画『あん』から学んだ       「声なき声」に耳をかたむけること。

今このとき。


この作品を観ることが
できてよかった。

ほんのわずかなひととき、ふつうの人と同じように


働いて

交流して

笑いあう。

そんな幸せをかみしめることができた、ハツエさん。


隔離施設で人生の大半を過ごし、いわれなき差別に見舞われてきた彼女。
誰もの舌を魅了するあんこを作ることができたのは、素材となる小豆のたどってきた道のりに思いを巡らせることができたから。


不都合な真実に耳を塞ぎ、「見なかったことにしよう」と済ませる
この世の中で、声なき声に耳を傾けられる人が、どれほどいるのでしょう。


ハンセン病に関して誤った差別を根付かせてしまった、国の強制隔離政策。
私が住む熊本にもそうした無理解によって人生を奪われた方々が、施設で暮らしておられます。

新型コロナによって、世界はもとより同じ日本人同士でさえ、思想の違いで
分断されつつある昨今。

わたしも自身の反省を込めて、ハツエさんのように耳を傾けられる感性をもちたいと願った映画でした。


「あん」
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