女性がきれいでいられることは世界平和につながる ヨガインストラクター、BODY MAKE ARTIST 愛洲伸子さん
『女性がきれいでいられることは世界平和につながる。』そんなメッセージを持ちながら、パーソナルトレーナー・ヨガインストラクター・モデルとして活躍される愛洲伸子さんにインタビューをさせて頂きました。
愛洲 伸子（あいす のぶこ）さんプロフィール
職業 ヨガインストラクター、BODY MAKE ARTIST
出身地、活動地域 北海道
『北の美尻にコミットします』
Q．現在はどんな活動をされていますか？
愛洲伸子さん（以下 愛洲 敬省略） 札幌市内でパーソナルトレーナーとヨガインストラクターをしております。『北の美尻にコミットします』というキャッチフレーズで、女性のボディラインをつくる事に特化したパーソナルトレーニングを提供、またヨガインストラクターとしても10年以上活動をしております。
また2015年から2017年までBEST BODY JAPANという大会に出場しまして、2016年は年代別のグランプリ、2017年は総合グランプリを受賞しました。その為、私にその印象を持っている方も多いと思います。
そういった経験も買われて、イベントで講演やパフォーマンスをすることもあります。ボディラインの作り方とか、大会に出場した経験からモチベーションの持たせ方であるとか、グループエクササイズでハイヒールの歩き方を指導したりもします。
Q．ヨガインストラクターをする前は何をされていたのですか？
愛州 これを言うとびっくりされるのですが、実はもともと医療事務をやっていました。びっくりしました？笑
出産をきっかけに退職し、育児が少し落ち着いて復職しようと考えたとき、残業のある仕事でもあったので、こちらの状況を伝えたら、やんわり断られたことがありました。そのときに医療事務のフリーの講師の仕事をしいて、どうせ人前で話す仕事をするなら身体を動かすのがもともと好きだったこともありヨガのインストラクターになることを決めました。
もともと私は自分が変わり者の意識があって、自分が自然にやったことが周りからすると『えっ。』てなるときがあって、それが嫌だったのですね。だからその場の雰囲気というか、目立たないようにふるまうことを学びました。皆さんの安心のためにです笑
医療事務の時もヨガインストラクターの時もその場のナチュラルな雰囲気に馴染んだりしていましたのでその経験からか臨機応変に対応する事を学びました。
Q．いつごろからパーソナルトレーナーとして活動をされるようになったのでしょうか？
愛州 友人からベストボディジャパンという大会が札幌にくるよと紹介をされて、ちょうどいい大会だと思って出場を決めました。独学ではありましたが1年目は地方優勝で、日本大会のファイナリストに選ばれて、2年目は地方でのグランプリをとって、全日本の年代別のグランプリをとることができました。この時にグランプリをとることができたおかげで、トレーニングを教えてほしいと依頼があったのですね。それがきっかけとなってパーソナルトレーニングをするようになりました。
このグランプリをとったことは満足もあったのですが、周りからもう一度出ればとか、サポートするよと言われたことがあって、もう一度出ることを決めました。2017年の大会では日本総合グランプリをとることができ、もうやりきったということと、どうしても本業の時間をとられてしまうことがあるので大会は卒業をすることに決めました。今度は自分が選手をサポートする側になりたいという思いで、今の活動につながっています。
もともとヨガインストラクターとして活動をしていたのですが、ヨガってとても抽象的で、ヨガ哲学とかも含めると非常に範囲が広くて、「ヨガ」という語源がもともと「つなぐ」という意味があることも相まって、いろんなものとくっつくのです。だから余計に『ヨガって何なの？』ってずっと追及してきました。
それに対してパーソナルトレーニングはウエストをどのぐらい細くするとか、はっきりしています。ヨガの中庸さや内面的なところを求めるところと、パーソナルトレーニングのわかりやすさや外面的なところを求めるところを私なりにミックスすることで、よりよいものをご提供することができると感じています。
日常的に決めつけないこと、偏らない感覚でいること、私情とか判断が入っていないかどうかを観察するようにしています。物事はよく考えてからじゃないとやりません。
『女性がきれいでいられることは世界平和につながる』
Q．これから描いている夢やビジョンはありますか？
愛洲 そうですね。『北の美尻にコミットします』 これを掲げてしまったことがあるので責任があると考えています。これからも女性らしいボディラインを作るためのトレーニングを提供していきたいと思っております。引き締まったくびれたウエスト、引き上がったヒップ、美脚ラインなどなどです。
大会に出るとなれば、いかに筋肉を増やすのかが美徳になったりするのですが、かえって日常が過ごしづらくなるというケースもあり、関節を壊したりする方もいます。私はいかに日常生活も過ごしやすくなるかが大事だと考えていて、今あるものをプラスすることで痛みの改善になったり、身体のラインもよくなることで機能的になっていくことを考えています。機能的なものはスタイリッシュであるというイメージです。
専門的な言葉でいえば、インナーをしっかりと鍛えて、骨格をしっかりとジョイントし、アウターで形をつくっていくというような感じです。
少し大きい話にもなりますが、私が女性専門で活動をさせていただいている理由として『女性がきれいでいられることは世界平和につながる』と考えています。私の思うきれいとは機能的であることとつながっています。それだけ、お母さんが生活が過ごしやすくなれば、平和、安心して子育てもできるし、そんな子育てができれば子供も道を外さないと思うんです。愛を経験していれば何かあったときにそこに戻れると考えてます。
Q．夢に向けて具体的な計画はありますか？
愛洲 具体的には夏に女性専用のパーソナルトレーニングのお店を立ち上げる予定で、今、自分がやりたいメソッドを提供したいと考えています。北海道だとまだ女性でフリーでパーソナルトレーナーとして活動をしている方は少なくて、女性のパーソナルトレーナーが仕事として成り立つことを証明したいと考えています。
『様々なチャレンジの原動力は感謝』
Q．新しいフィールドにチャレンジし続ける愛洲さんがここまで進んでこれた原動力はなんですか？
愛洲 感謝ですね。自分がやりたいと思うことをやってほしいという人がいてくれる。知識とか技術があっても相手がいないと始められないので、それが提供できて、しかも喜んでもらえることはそれだけで励みになりますし、これまでのチャレンジの時も、いつも誰かの後押しを頂いて来ました。
ベストボディジャパンの大会の出場もそうだし、パーソナルトレーニングのきっかけをもらったことも、いつも人からご縁をもらっています。大会で優勝したことも自分の力ではなくて、その大会を企画・運営してくれているかたがいてくれたから参加できたし、他の参加者の方がいてくれたからコンテストが出来たし、もちろん支えてくれる家族や仲間がいたからだと考えています。だから本当に感謝です。
自分が大会に優勝したとしても、決して世界が平和になるわけではないこともわかっています。自分の力はミジンコみたいに無力で何ができるのだろうと考えました。実は10代のころから世界には飢餓で苦しんでいる人とか、戦争があったりして、そこに対して何かしら貢献したいけれど、自分には具体的に何をできるかはわかっていませんでした。何かできる自分になれる。そこにいたるとも思えなかったです。
だけど、孫世代に過ごしやすい環境を残したいじゃないですか。子供が生まれてから本気でそう考えるようになりました。こうして様々な経験を積んで、自分が世界に行ってもできることがちょっとずつ定まってきたと感じています。
『北の美尻にコミットします』のキャッチフレーズには実は続きがあって、『棺桶まで自分で歩いて入れる身体づくり』という言葉が続きます。私のクライアントは10代から80代の方までいて、自分も産後を過ぎて、様々な経験をしてきたからこそ、この言葉を言えると思っています。そして、これからも変化しつづけていくと思います。
Q．最後に座右の銘を教えてください
愛洲 『自分基準が世界基準』ですね。
わがままとか我が強いという意味ではなくて、世の中の標準と呼ばれるような基準にとらわれるのではないということです。
その方にとって軽やかで動ける基準というのはそのかたのもので、決して標準に合わせるようなものではないのです。だからこそ、周りの何かに合わせるのではなくて自分の基準、自分にとって居心地のよいところに気づくことが大事だと感じています。
記者 愛洲さん、ありがとうございました!
編集後記 自然体にお話しする愛州さんの姿がとても印象的でプロフェッショナルでありながら、力の抜けた感じがとても素敵でした。自分がちょっと変わっているとわかるからこそ、相手の立場にたち、本気で考えることができる。そういった人生やお仕事に対する姿勢が見えました。ありがとうございました。
記者 ミッションリンク 堀江
愛洲さんのホームページはこちら!
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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。
https://note.mu/19960301/m/m891c62a08b36
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