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明日から新学期、8年ぶりにときめいている。

こんにちは。株式会社MISSION ROMANTICの森本萌乃です。

普段は、運営中のオンライン書店・Chaptersについてメインで書いているnoteですが、今日はなんだかいてもたってもいられず、この春我が社に訪れるある出来事について書きたいと思います。

初めての社員、それも新卒、初めての上京。

明日から、ロマンチックに新しいメンバーを迎えます。今年大学を卒業したばかりのピカピカの新入社員。加えて弊社初めての社員であり、彼女にとっては初めての東京生活の始まりです。

社会人歴が長くなると、4月なんてもう3月や5月と変わらないひと月にすぎないのですが、今年は久しぶりに4月らしいというか、4月しかありえないよなっていうか、そんな感じの1ヵ月になりそうです。

飛び込む覚悟、受け入れる覚悟

入社してくれるのは、これまで半年間リモートを中心に会社を手伝ってくれた大学生インターン。

この会社をウェブサイトで見つけ、どうやらテンションが上がってくれたらしく、そのテンションのままのメールが届きました。

「私もロマンチックに生きたいです!ディズニープリンセス大好きです! 」

正直、今思い出してみても、伝わってきたテンション以外何も覚えていません。履歴書すらテンションで押し通しちゃう、令和! 

実際にオンラインで会ってみると、とても感じのいい子で。人を雇う余裕なんて全くない私の会社ですが、貧乏暇なしでとにかく人手を求めていた為、まずはお手並み拝見ということでリモートのインターンで採用しました。

元気で明るいいい子だな。最初はその程度の印象で採用した彼女でした。

お手並み、すごかった

そこから半年間。

毎週30分の軽いオンラインミーティングだけで、どんどん仕事を推進し、先回りして仕事を終わらせ、間違いはすぐに認め、今ではほぼ全てのサービス運営を担う、会社になくてはならない存在になりました。

お手並み拝見、なんて偉そうなことを少しでも感じた自分をぶってやりたいくらいに、想像以上でした。

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(考え事するとき口が膨れるのが可愛いななみちゃん)

新しいツールややり方に全く怯えず、どんどん自分で調べて進めていく彼女を見て、言葉が先行しがちなデジタルネイティブがなんたるかを見せてもらった気がします(私が31歳、彼女が23歳。この8年でここまで違いを感じられるということは...そりゃいろんな世代がいろんなこと感じるよなあと思ったり)。

もちろんスキルセットだけでなく、彼女の持ち前の責任感と明るさに何度も救われました。そしてめちゃくちゃ読書好き。

卒業後はいなくなっちゃうのか〜寂しいなあと思っていた矢先、彼女からロマンチックに入社したいと相談を受けました。

私のことを好きにならないでほしい、と伝えた時

仕事で出会った人生の先輩で、好きな人は数えたらキリがないけれど、ロールモデルと呼べる人は20代でどれほど探し回っても見つかりませんでした。

だったら、人ではなくプロジェクトに向き合おうと決め、以来私は私がいなくてもプロジェクトを愛してくれる人と仕事をしたいと常々思っています。

彼女から入社したいと申し出をもらったときも(わざわざ上京して手土産とともに挨拶に来てくれました、もう好き、もう採用、の気持ちはこの時一旦封印...)、私がいなくなっても続けたいかどうか、ちゃんと考えてから改めて連絡をくださいと伝えました。

3日後、連絡をくれました。

「もう母にも言いました!入社したいです!萌乃さんいなくてもやりたいです!」

これも令和スタイル。なのかは分からないのですが、決断力の速さもすごく彼女らしくてますます気に入りました。

人生の大事な決断は、学生時代の部活動を決めるくらい簡単でいいと思っています、心が動いちゃってるんだから仕方ない!

そこから採用の話が動き出し、彼女に給与を払うにあたり資金繰りを行い、一緒に働ける場所を作り、会社の環境を整備して・・・

さきほど、無事上京したと連絡が入りました。

明日から新生活が始まる全ての新卒の方へ

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今、私の隣の席には、ピカピカの名刺とオフィスの入館カードが綺麗にセットされています。

自分の会社に新入社員を迎えるなんて、ずっとずっと先の未来だと思っていましたが、彼女がこの会社を見つけてくれたおかげで、一人目社員、さらに新卒というめちゃくちゃロマンチックなサプライズをひっさげて入社してくれます。

ここ数年で、選択肢の幅がぐっと広がりました。大企業に入ることが世間的な正解ではないことに加え、そもそも新卒で会社に入ることが正しいかすらぐらぐら怪しいです。私も答えられない。

そんな時代に、自分の会社に入社してくれる。

これは「おめでとう」ではなく「ありがとう」だなと感じた時、明日から新社会人になる全ての方へ、勝手ながら気持ちが溢れてしまいました。

みんなが選んだ第一歩目、迎え入れる側は「ありがとう」と思っています。

こんな時代だから、歓迎ムードは少し抑え気味だけど。令和!にまだ馴染めず、うまく気持ちを伝えられないけれど。

おめでとう、そしてありがとうの気持ちとともに、明日から来てくれる新しいメンバーを心から待っています。新学期、みんなで頑張っていきましょう。

そしてMISSION ROMANTICの代表である私の密かな決意としては、給与を払い続けるという当たり前の使命を果たすべく、引き続き会社員人生8年生、頑張ります!

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