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はたらく×おんがくの残業vol.12 江戸切子プロデューサーさん

「はたらく×おんがく」ラジオについて

「はたらく× おんがく」とは、職業をテーマに曲を作るJobシンガーmissato(みさと)が、レインボータウンFMにて毎月第2月曜日 20時〜21時、パーソナリティーを務めさせていただいているラジオ番組です

🌷コーナー紹介🌷
①「職業色々!人生いろいろ!はたらくゲストコーナー」
さまざまな職業の方々をお招きし、やりがいや、知ってそうで知らない意外な裏話、苦労話をお聞きします。

②「みんなで作る!Jobソングプレイリスト!」
職業に関連する楽曲を紹介するコーナーです!
・歌詞や曲作りの過程に特定の職業が関連している曲
・タイトルに職業が入っている曲
・元〇〇なアーティスト

ゲストプロフィール

GLASS-LAB株式会社 代表取締役 兼 江戸切子プロデューサー
椎名 隆行さん
不動産営業や大手不動産情報サイトにて営業職として勤務。独立を促す社風であったことをきっかけに、2014年に、自身の営業力と祖父の代から続く「有限会社椎名硝子」の技術力を掛け合わせた江戸切子プロデュースを行う「GLASS-LAB株式会社」を創業。「砂切子」を開発し、江戸切子の魅力を世の中に伝えている。

店舗住所:〒135-0023 東京都江東区平野1-13-11

公式サイト:https://glass-labo.com/
Instagram:glasslab417


放送内容アーカイブ

放送内容はぜひYoutubeのアーカイブをご覧ください。
※3:03:09ごろから「はたらくおんがく」が始まります

https://www.youtube.com/watch?v=W7w9KFnT3Bs

(アーカイブは権利上、音楽部分が無音となっております。また、予告なく削除になる可能性がありますので、ご了承くださいませ。)

放送内容つまみ食い

番組をご聴取いただきありがとうございました!
GLASS-LAB株式会社から椎名さんにお越しいただき、とても興味深いお話を聞かせていただきました!


まずは江戸切子の歴史!江戸切子は「ガラス加工業」という業態になるため、ガラスを一から作るのではなく、成形が終わったガラスに「カット」(切子)を加えることなんですね。吹きガラスなどのイメージもあったので、どこからどこまでの作業のことを言うのかわからなかったのですが、クリアになりました!

そもそも、ガラス自体は紀元前(!)からヨーロッパにあったものの「秘伝」だったため、日本に伝わってきたのは1600年ごろ。日本の伝統工芸の中では歴史が浅いものになります。東京日本橋の大伝馬町にいた加賀屋久兵衛さんが「切子」の伝道師となり、日本の「ガラス加工技術」として「切子」発展していったのだそう。
江戸切子の話と併せて教えてくださった、ガラスが発見されたときのお話もとても興味深かったなぁ。偶然の産物が文化を発展させてきたんですね!


椎名さんがGLASS-LABを創業したきっかけも偶然の産物と言えそうなお話でした。
というのも、ご実家の「有限会社椎名硝子」はもともと「江戸切子」を作っていらっしゃらなかったとのこと!
既存のBtoB(法人向けサービス)の事業と、ご自身のプロデュース力やマーケティング力を活かしたBtoC(個人向けサービス)事業を考えたときに、「江戸切子」をやろう!と始められたのだそうです。

・椎名さんのお父さま(2代目):ガラスの器の底や吹きガラスの口を平にカットする「平切子」という技術。世界に10人ほどしかいないという貴重な技術。
・椎名さんの弟さん(3代目):細かい砂を吹き付けてガラスやトロフィーの板に文字や名前を掘る「サンドブラスト」という技術。世界レベルの技術。

お二人の稀有な技術を活かすために試行錯誤の末ヒット商品「砂切子」が誕生。
お酒を注ぐと「サンドブラスト」で削られたガラスの底面の綺麗な模様が「平切子」の面に浮き上がって見惚れる美しさです。
まさに、椎名硝子の技術力の高さと、GLASS-LABのプロデュース力がかけ合わさって生まれた唯一無二の商品。


伝統工芸品をどのように広めていきたいか、という話題の時も、納得しすぎて首を縦に振り続けていました。
「作る過程を見てもらえたら、伝統工芸品の価値をより伝えられる」という思いで工場見学やガラス加工体験をされているので、ぜひサイトからご予約のうえ、行ってみてください!

職人さんの技術には、何十年もの時間と日々の鍛錬でしか身につけられない圧倒的な「経験」の蓄積があります。
それをしっかりと価値添加して経済の循環を担保し、伝統工芸を守ろうとしている椎名さん。
豊洲の千客万来や、東京ビックサイトのギフトショーなどいろいろなところに出店し、江戸切子の魅力を発信していらっしゃいますのでぜひサイトInstagramをチェックしてくださいね♪
3月だけでもすでに2つのイベントが決まっていらっしゃるとのこと。
ぜひ一度実物の「砂切子」を手にしていただけたらと思います!!

江東ブランドポップアップ
3/12〜3/24 ららぽーと豊洲 4F

江戸切子桜祭り2024
3/29〜3/31 東急プラザ銀座 3F



最後に、椎名さんの地元である「深川」への愛についてもお伺いしたかったのですが、お時間の関係で割愛。ぜひ毎週金曜日14時〜レインボータウンFM「ふかがわ音Meguri」で深川の魅力やゲストとの楽しいトークが聴けますので、ご聴取ください♪

Facebook:https://www.facebook.com/fukagawaotomeguri/

Instagram:https://www.instagram.com/fukagawa_oto_m/


椎名さんの楽しいお話は、
ぜひアーカイブでご覧ください!
※3:03:09ごろから「はたらくおんがく」が始まります


ご紹介したJobソング

・朝一番早いのは / 童謡

・壮年JUMP / サザンオールスターズ

退勤前のmissatoのひとこと

プロデューサーという俯瞰的な視点で、江戸切子の魅力も職人さんの技術力の価値も伝えていらっしゃる椎名さん。椎名さんの言葉には、「伝統を守りたい」という人の血が通った温かい思いが常にあるように感じました。
0から1を作る者(職人やクリエイター)、1を100にする者(営業や広報など)、というような例えがありますが、椎名硝子さんとGLASS-LABさんの関係性はまさに互いの得意分野で支え合っている素敵な関係ですよね。

自分の技術を磨き「いいものを作る」だけでは、世の中に知ってもらえないと思っているのですが、それを見出すプロデューサーという職業は、その職人さんと同じくらい、ときにはその職人さんよりも、作品のファンなのかもしれないなぁ、なんて思いました。

Jobシンガー活動も、お仕事のご本人たちが「当たり前」だと思っていることにスポットライトを当てたい、という思いが根底にあります。
自分の活動と重ねて、襟を正した時間でした。

貴重なお話を聞かせてくださった椎名さん(江戸切子プロデューサー)、本当にありがとうございました!

次回のはたらくゲスト

次回、4月8日(月)は印刷屋さん、有限会社エースプリント村方龍太さんにお越しいただきます!お楽しみに!

リスナーの皆様からの番組へのメッセージ、感想、ご質問などなど、お待ちしております!!詳細は下記をご覧ください♪

毎月第2月曜日 20:00~21:00
レインボータウンFM Wonderful moon
Jobシンガーmissatoのラジオ「はたらく × おんがく」

レインボータウンFM 公式サイト

🌊 FM88.5MHz
📧 メール info@885fm.jp
件名に「はたらくおんがく」と入力して送信してください。
🕊 X(Twitter)  #はたらくおんがく

📻視聴方法
・サイマルラジオ:http://simulradio.jp/#kantou
・リスラジ:http://listenradio.jp
・Youtube Live:https://www.youtube.com/@rainbowtownfm88.5mhz6
ListenRadio(リスラジ)アプリをダウンロードし、「レインボータウンFM」を選局してください♪

「レインボータウンFM」Youtubeチャンネルでライブ配信もしてます
(声は聞けますが、楽曲がかかっている最中は音がOFFになります)

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