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ぼくがかんがえた さいきょうの本屋



月額で棚を借りて本屋さんになろう

夫がシェア型書店を4月18日にオープンする。

シェア型書店は、個人が小さいひと棚を月額で借りて、そこを自分の本屋さんとして営業できる。その小さな本屋の集合体がシェア型書店。



それに伴って、私も個人的に棚を借りるつもりだ。私は他の書店さんで棚をお借りしたことがないので、全く初めての挑戦になる。

どんな棚にしようかな〜〜〜???おすすめの本や売りたい本を単に置いてももちろん良いが、何かテーマがあるのもおもしろいかな?と、妄想が捗る。

案その①『小川洋子さん偏愛棚』

先日の記事でも書いたが、私は作家の小川洋子さんが大好きだ。なので、小川さんの作品のみ扱った棚。それも全てに僭越ながら私が帯を書く。

アタイ、小川さんが好きなんや!!みんなも読んでみて?!そして感想語りっちしよ?!え、マクド行く?!と呼びかける。そんな偏愛本屋。

けど、売りたくないんだよな〜!!小川さんの本!!だって何回も読むもん!!!病める時も健やかなる時も読むもん!!!「約束された移動」なんて短編で読みやすい上に大好きだから何回読んだかわかんねーよ。
これの棚をやるなら、売る用に買い足そう。そうやって小川さんの印税を増やそう。

案その②『子どもに関する本棚』

2歳で2語文しゃべりますよ〜とか、自己肯定感高める声かけ〜とかそういう育児書ではなく、親子の心の育ちや、子育てエッセイなどを置いた棚。子どもと暮らしてて思うのは、私たち親も、子を通じてもう一度育ち直しているということだ。その育ち直しに助力してくれた本を並べる。こうやって情報を共有して、子どもについて語り合い、助け合えたら、子育てはもっと楽しくなると思うのだ。
それは同じ現役パパママだけでなく、子どもがいない方・子育てを終えた方・そしてまだ子どものひとなどなど、色んな立場の人たちとも話ができれば、もっと優しい社会になるんじゃないかなぁ〜。

案その③自費出版本を置いた棚

「夫が〜」シリーズを描き切ったら、ちょっとネットでは書きづらい話も書き下ろしたり、挿絵も増やして、一冊のZINE(自費出版本)にしたいなと思っている。私は以前好きなゲームの二次創作やオリジナルの同人誌をゴリゴリと作って、即売会にサークル参加していたことがあり、その時はもう、めちゃくちゃに楽しかった。結婚と出産を経てめっきり活動していなかったが、また作りたいと思っていたので、せっせと実現させようと思う。今まで描いたアートや漫画も、作品集として纏めたい。
まさかこんな形でまた本を作るとは思ってなかったけどな。

こちらをまとめようと思ってます!


案その④絵本と児童書の棚

我が家は「童話館ぶっくくらぶ」さんの絵本の定期便をお願いしている。ぶっくくらぶさんから送られてくる絵本は、一般的な書店では見かけないものばかりだ。子どもの心の育ちにとって本当に必要な、厳選された絵本を情熱と使命感を持って届けてくださっている。その姿勢に私は本当に感銘を受けていて、大好きなのでこれは改めて記事にしようと思う。
読み聞かせするので、私も絵本の世界を堪能させてもらっているのだが、その中でも特に素敵だなと思った絵本を置いていきたい。ぶっくくらぶさんからの絵本でなくても、私が子ども時代に好きだった絵本や、児童書を置きたい。そこに子どもがふらっと、大人と一緒でも、1人ででも、入ってきて読んでくれると嬉しいなあ〜

BGMも選んじゃうぞ

シェア型書店では、棚の借主が交代で店番をするのが一般的だ。もちろん店番を辞退しても良いが、私はむしろやりたい。お客様や、他の棚主さんとお話したいし、本とアートに囲まれた空間はさぞ心地よいだろうし。

そして自分が店番の時は、BGMを自由に流して良いとの事だ。
こりゃ〜〜〜腕の見せ所だぞ!?!?
お店の雰囲気作りにBGM選びはとても大切だ。やっぱ落ち着いて本を選ぶにはジャズや、ボサノヴァかな?

え〜けど自分が居る時はやっぱ自分の好きな曲かけてアピっときたいな〜マキシマム ザ ホルモンとか…あかんか。ついヘドバンとモッシュしちゃって本棚を破壊するかもしれん…


ポケモンのサントラにしておこう。バトルファクトリーのBGM流して、一部の人の動悸を誘発しよう。私はネジキ推しなのでテンション上がって助かる。

損得を考えずにお金を使えるか?

吉祥寺の「ブックマンション」さんにてシェア型書店という物を実際にこの目で見て感じたので

「あ〜本と本棚を通じて自分の愛や思想を表現しているのね!そんでそれをお客様や他の棚主さんとを共有してるのね!!なるへそ!!」

というのが感覚で理解できた。つまり同人誌や個人ブログのリアル本屋さんバージョンだ!とも。

だがいざ、この形態を周囲の人に話すと
「それで棚を借りた方は儲けを出せるの…?」とか、
「棚を借りて何をするの?本を売るならB○○KOFF♪行けばいいのでは?」

と言われることが多い。

「あ〜!コミュニティも売るんすね!現代的っすねー!」と言ったのは、経営者の女性だった。


日本は戦後から経済第一主義で大きくなってきた、今もそれは変わってないと思う。

これをやるのは、買うのは、自分にとって損か得か?利益があるか無いか?

何かを選択するときにはそれが土台になっている事も多いんじゃないだろうか。私も、一家の財布を握る主婦として、そうやって買い物をしてしまう事がある。

だけどさあ!!!!
そんなの関係ねぇ!!!そんなの関係ねぇ!!!!!愛の前ではそんなの関係ねぇ!!!!!!!!!!


もちろん、何に価値を見出すかは人それぞれなので良いのだが、私は「楽しそうだな」「やってみたいな」「表現してみたいな」と思ったら、損得とか考えずにやってみたらいいと思う!


損得を考えずに行動すると、とても気分が良いぞ。
ソースは今まで損得勘定まみれで生きていた私。

夢が広がるシェア型書店


というわけで、本と書店、それの新たな形態であるシェア型書店には、損得を越えた楽しみと魅力があるんじゃないかなと思った。

それは実際見て、感じてみるのが一番だと思うので、ご興味のある方はお近くのシェア型書店にぜひ行ってみて欲しいです!

夫の書店は4月18日(木)オープン!
祐天寺駅から徒歩10分です!
合わせてぜひよろしくお願いいたします❤️


オープン記念イベントとして、私の魂のジモティーであり書家の柚希ちゃんの展覧会も予定しております!!(これはまた別記事書きます!柚希ちゃんの書、まぢ最強だから卍)

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