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人が早く育つ会社

おはようございます。今朝も勢いで書こう。

私が勤める経営コンサルティング会社の社員の平均年齢は20代。私のような50代社員は数パーセント。希少な存在になっている。人口ピラミッドにすれば発展途上国のような絵になる。日本が超高齢化で逆ピラミッドにようになっているのとは対照的だ。

ということは大学を卒業して数年で経営コンサルタントとして活躍をしている人が多いことになる。また今は女性コンサルタントも増えている。ところが、一般的には経営コンサルタントというと経験もあり年齢も重ねている人がするイメージがあるかもしれない。

実際、コンサルティングの場ではご支援先の社長や幹部社員と膝を突き合わせながら丁々発止と進めていかなければいけない。時には激しく言い合うこともある。そのような場に大学をでて数年の若輩コンサルタントもでていく。

時に、ご支援先から聞かれるのが、「どうやって若い人を育てているのですか?」、「若い人が本当に数年でコンサルタントになっていきますよね?」ということ。

昔と比べればコンサルタントに求められるものも変わっているし、社内のコンサルティングスタイルも変わっている。そのことで経験が浅い若い人でも活躍できる環境になっているという面もある。また、やはりコンサルティング会社を志望する人は成長意欲が高い人が多いというのもあるだろう。

正直、私もなぜ若い人が早く育つのかがハッキリと分からなかった。社内にいると分かりづらいものだ。ただ、ある時、ご支援先の社長から言われたこことに強く納得して今でも覚えていることがある。

「若い人もしゃべる機会が多いですよね。それが人を育てるんだと思います。なので、最近、弊社でもどんどんしゃべらせるようにしています。」

と言われたことがある。確かに、コンサルタントは話す機会が多い。コンサルテイングのときは半日以上、ご支援先で社長とマンツーマンの会話をすることもあれば、会議をリードする役目を担うこともある。セミナーや勉強会では講師として事前に話す内容を考え、資料にまとめてプレゼンをする。なかには数百名の講演をすることもある。社内でも朝礼や会議で話す機会が多い。

確かに、話す機会は多い。それもマンツーマンから少人数のミーテイングをリードする役割、数十名から数百名の人を前にして講演することなど。そして、このような話す機会は、その場で思いつきで話すことはできない。事前に内容を考え、しっかり組み立てる。言いたいこと、伝えたいことが伝わるにはどう伝えればいいかを考える。

この思考訓練が人を早く育てる。話す機会は、考える機会になる。

考える機会を多くつくること、その一つの手段として話す機会を多くつくる。

人が育つ機会を多くつくって今日もステキな一日に。

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