原価上昇時代の粗利率アップ法。
おはようございます。今朝も勢いで書きます。
今、あらゆるモノの値段が上がっている。それは、住宅業界、住宅リフォーム業界も同様。例えば、新築戸建て住宅であれば、以前と比べると数百万円単位で上がっている。
また、住宅リフォーム業界は原価上昇に加えて、アスベスト問題も起きている。建物をリフォームする際は、アスベスト検査をしなければならず、また専門業者に処理を依頼しなければならない。これに費用がかかる。建物の状態によっては、百万円単位のお金がかかる可能性もある。
そのような中で、粗利率を下げる会社が増えている。その主な原因は、
・見積提案後や契約後の原価上昇分の費用をお客様から頂けていない。
・競争激化で価格を上げられず契約時の粗利率が低くなっている。
の2つである。粗利が下がっているので、何とかしたいと考える社長が増えているが、その原因がハッキリしているのであれば、打つ手もハッキリする。
それは、
・お客様から原価上昇分については追加で費用をもらえるようにする。
・販売価格を上げる
と、対策は大きくは2つに絞られる。あとは実行である。この実行力の差が粗利率の差になる。実行力が弱いと他にも良い方法があるのではないかと悩み続ける。なので、いつまでも粗利率が低いまま。
シンプルに対策を考えて、すぐに実行する社長は初めから上手くいくとは限らないかもしれないが、続けることで改善につながっていく。そうして粗利率を確保していくようになる。
具体的な行動アイデアは、例えば、一つ目の「お客様から原価上昇分については追加で費用をもらえるようにする」であれば、建築意思を確認する申込書や契約をする時の契約書の文書の中に、「今後、原価が上昇することがあった場合は、その分を追加でお支払いいただくことがあります。」のような一文を入れておくこと。
それから、二つ目の販売価格上昇であれば、シンプルに価格を上げることである。例えば、社長が1ケ月後には販売価格を100万円上げるとか、300万円上げると決めることだ。
その時は、必ず反対意見が出るだろう。あるいは、社長自身も「無理だろう。」と思ってしまうこともあるだろう。
しかし、それは「思い込み」かもしれない。他社でそれができている会社がないのか?あるとすれば、自分たちでもできるはずだと考える。未来を変えようとするときに、一番の弊害となるのが、この「思い込み」である。
粗利率を上げなければ、どうなるか?
利益が出なくなるわけだから、経営ができなくなる。そのような状態が現実化し、いよいよ何とかしなければいけなくなってからでは遅い。
粗利率アップに必要なのは、シンプルなアイデアと実行力である。
実行力を高めて今日もステキな一日に。
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