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#058 妊娠中期その2、胎動、大暴れ

23週目

またしてもお腹が痛い。あれだけ活動的だった胎動がいつもの時間になかった。翌朝辛うじて胎動があったので生きてはいるのだろうけど、その日ちょうど検診があったため、腹痛があること、胎動が弱いことを伝えると別途検査に回された。エコーの結果、異常は見られず、お腹が痛いのはおそらくガスが溜まっているのではないかとのこと。大事がなくてよかった。安心したら胎動が一気にバコンボコンと活発に。くそー心配させやがって…。

ずっと横ばいだった体重が、このとのろ急に増え始めた。甘いものが食べたい。糖尿にならないように気を付けないとだけど、食べたいんだもの。全然食べちゃう。ユニクロで買ったマタニティパンツ(S)が苦しくなってきた。

24週目

腹八分どころか腹六分くらいしか食べてなくても食べた後に気持ち悪いと感じる。中の人が大きくなってきて、だいぶ胃が圧迫されてきているのだろうか。もう立ってようが動いてようが胎動が分かるようになってきた。膀胱を中から蹴られたと思ったら上の方も蹴られて(殴られて?)、中の人は縦横無尽に元気いっぱいで、それゆえ私はだいぶしんどい。

姫さま(猫)もお腹に乗るのをなかなかやめてくれない。姫さまが去った後は中の人も「どけどけどけーー!!」と大暴れする。押されて狭かったんだろうな。

家事をしていて「これくらい大丈夫だろう」と思った荷物を持ち上げた拍子で腰をやらかす。もう骨盤周りガバガバすぎる。気を付けて行動せねば。

25週目

毎朝起きるたびに「またお腹がデカくなっている!?」と新鮮に驚く。本当に毎日どんどん大きくなっている気がする。腕のリーチが足りず、トイレで大きい方を拭くのが困難になってきた。…え、まだ25週なのに臨月になったらどうなってしまうの。

無職だからあまり出費をしたくなかったが、追加でマタニティウエアを購入。その他入院時や出産後に必要になりそうなグッズ(赤ちゃん用洗剤やら、産褥ショーツなど)を購入。出産の準備を少しずつ始めるも、まだ本当に無事に生まれてくれるのか心配だったりする。きっと生まれるまでずっとこうなんだろう。

ロシアがウクライナに侵攻を始めた。戦争がある世に我が子を迎えるのか。暗い気持ちになった。

26週目

お腹がパンパンで苦しい。仰向けに寝ると内臓やら血管を圧迫されている感じがすごい。気分が悪いと思う時間が増えてきた。もしかして:後期つわり…。妊娠後期まであと二週間もあるのですが…?

ずっとパジャマに利用してきた夫のXLのTシャツでは、布が浮いて下っ腹が冷たい空気にさらされるようになってきた。シャツをズボンにイン、というより、ズボンをお腹の上まで引っ張り上げるクソダサスタイルに落ち着く。夫からは「おじいさんスタイル」と大不評。仕方ないのよ、こういうもんなのよ。

お腹のスペースがどんどん狭くなっていっているのか、食べるとすぐに気分が悪くなる。ちょこちょこ食べるしか方法がない。

27週目

お腹が苦しい。もうそれしか言ってないけど苦しい。横になると胃酸が逆流してくるようになった。お腹のスペースがもうないのではないか。まだ27週なのに…。
脚の付け根にも激痛が走るようになった。寝返りも激痛。妊娠は苦しい痛い気持ち悪いの三本柱でできている。

股間のあたりによく胎動を感じるので、まだ逆子なのかと思っていたら、検診でもう頭が下にあることが分かった。この痛み、頭突きとパンチだったのか…。エコーで見た中の人は口をもぐもぐしていた。指吸をしているのかも、とのこと。赤ちゃんらしいことをもうしているのか。すごいな、人間って。


妊娠後期編に続く!

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