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MAGIC曲紹介①

こんにちわ。ガストバーナーのボーカル、はるきちです。
Happyの曲紹介も途中、goodluckに至っては紹介すらしていないのにこれから発売されるMAGICの曲たちを紹介したくて紹介したくてたまらなかったので筆を取りました。

嘘です。はやおくんがセルフライナーノーツ書いてたので影響受けただけです。笑

現在6/1。MAGICの曲としてみなさんが今聴ける曲はアンダーワールド、Knife、GOODBYEの3曲だけなのでその3曲についてつらつらと書きたいと思います。

・アンダーワールド
この曲の原型は僕が前やっていたバンド、「みそっかす」の頃からありました。(2019年の春くらいかな?)
この頃みそっかすのインディーズに戻ってから2枚目のアルバムの曲を書こうとしていた僕は作曲に行き詰まっていました。

中々納得いくメロディができない!(具体的には半年くらい)

みそっかすとして60曲くらい世に出して、歳もある程度食ってメロディメイカーとしてもう限界なのかな?と不安に思い、
当時対バンしたGRAND FAMILY ORCHESTRAのボーカル、コータさんに打ち上げで「もう限界です!」と言っていたのを覚えています。笑
コータさんは「泣き言は200曲作ってから言え」と言っていました。笑
それを聞いて思い直した僕は心機一転作曲に取り組みます。まずは作曲の仕方を変えてみよう!と。
僕は良くも悪くも影響されるタイプなので作曲の時にギターで鳴らすコードの構成音に引っ張られてメロディを作ることが多いです。7thの音が構成音に入っていたらサビの最初の音が7thになったり、9thなら9th、つまり…(オタク語りが始まったので割愛)

…なので要するに変わったコードを弾きながら作れば変わったメロディが出てくるはず!といろいろコードをいじりながらああでもないこうでもないと鼻歌フンフン歌ってたら突然舞い降りる音符の天使!これ、ええやんけ!と急いで曲にしてメンバーに送ります。

サビがいいね、と言われスタジオに入った我々はサビのメロディに導かれるように曲を作ります。サビの出だしの歌詞「Do you know?」はメロディが降りてきた時に同時に降ってきたので変えることはせず、むしろそのワードを軸に退屈でうだつの上がらない毎日に打ち勝っていこうぜー!という主旨の歌詞を書きます。実際バンド以外は仕事仕事のつまらない日常を送っており、当時の僕がめっちゃ詰まってるなーと思います。笑
基本的にみそっかすの歌詞は第三者目線で書いたり、フィクションを書くことが多い中、解散する直前に書いたこの曲で自然とリアルでパーソナルな歌詞が出てきたのはガストバーナーへと変わっていく予兆でもあったのかもしれません。
ガストバーナーはパーソナルな歌詞多いですからね。。。

まあそんなこんなでライブでは何度か披露しており、みそっかすとしてレコーディングまでしてたこの曲なんですが、解散してしまって世に出ることがなくなることが決まります。
まぁしょうがないかーと思って一度は風呂敷を畳んだのですが、解散が決まってから3ヶ月後にガストバーナーをやることが決まって、もしかしたらこの曲を世に出すことができるかも…!と思いガストバーナーの初スタジオに合わせる曲として選びます。

感想としてはガストバーナーのメンバー個々の音のインパクトが強すぎて、曲として云々みたいなのは全部消し飛びます。笑
それぐらいガストバーナーの初スタジオは衝撃的だった!
メンバーが変わるとこんなに音が変わるのか、と。
細かいことは抜きにして大興奮したのを覚えています。

そこからHappyの制作に入っていくわけですが、できる曲できる曲のクオリティが高すぎてアンダーワールドの入る余地がない!
というか、みそっかすのメンバーで、みそっかすの音で作ったアンダーワールドのアレンジに違和感を覚えていました。
そう思い始めてから何度かスタジオでアレンジをいじってみるのですが中々思うようにいかない。
今思えば最初にデモ用にみんなに渡した音源(みそっかすで録ったレコーディング音源)の先入観が強すぎたんだと思います。
どうしても、元のアレンジに引っ張られて突き抜けたものができないので一旦お蔵にいれることにしました。

どれぐらいお蔵にはいってたかはあまり覚えてないのですが、その間もツアーに行く時や帰り加納君と車で隣になると良くアンダーワールドどうしようねーと話していました。加納君とアンダーワールドについて話しながら元々のアレンジがコード進行もリフもJ-POPに寄ったものだったので

①コードをもっとオルタナなものに変える
②UKロック的なアプローチをする

この2つでだいぶ印象が変わるのではないか、ということでスタジオに入ってみることになります。

結論から言うと加納君の持ってきたリフが良すぎてなんか色々考えていたのがどうでもよくなりました。笑 
リフに呼ばれるようにコード進行も変え、雰囲気もだいぶオルタナな感じになり、奇しくも当初予定していた作戦通りの結果になりました。

出来上がってみてりっちゃんが「これ、前より絶対いいですよ!」と言っていたのを覚えています。

今改めてSpotify開いてアンダーワールド再生してみると「やっぱこれだよなー」と思うのですが、最初は元のアレンジ(みそっかすでレコーディングした音源)に引っ張られて突き抜けることができませんでした。お蔵にいっぺんいれて、距離を取ったのがよかったのかなー?と思います。

ちなみにみそっかすのアレンジはみそっかすのアレンジでめちゃくちゃ良質なJ-POPなので機会があれば世に出しても面白いかなー?と思っていたりします。
聴き比べるとめっちゃおもしろい。笑
ただ、一つ確信を持って言えるのは今の音源の方が俺の歌が上手く録れてる!ということです。笑

このnote読んでからアンダーワールドもう一度聴いてみてくださいね。
前とは違って聴こえるかも…

そんで、このnoteでKnifeもGOODBYEも書こうとしてたんですが2400文字超えてきたので次回に持ち越したいと思います。
長々と読んでくださってありがとうございました!


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