見出し画像

MAGIC曲紹介④

「MAGIC」聴いてくれてますか?
すごく評判が良くて僕は嬉しいです。
沢山広めてやってください!!!

・ブラックホール
この曲の原型はずっと最初から(それこそHappyの時ぐらい)にありました。
マイケルがリフやメロディを考えてデモを送ってくれた時にかなり可能性を感じたのを覚えています。
ただ、スタジオで合わせてみるもののそこまでの手応えは感じず。。。
最初の頃はアレンジも全然違くて。
イントロのギターリフは違うし、最後のサビの前にレゲエ調のゆっくりしたサビがあったりしました。

とりあえずライブで育てていくかー!とライブで何度も披露していたのですが、なんだかしっくりこない…
とりあえず我らお得意のお蔵入り作戦で様子を見ます。

とにかくサビのパンチがない!イントロもパッとしない!構成もなんだか面白くない!ということで全部変えました。笑

バックで鳴っているコードはよく解らずとも、人間はメロディ&コードのハーモニーを意識せず頭の中に入れ、「良い」「悪い」を判断します。
マイケルが作るメロディは正直弱いです。弱すぎるとダメなんですが、ある程度の弱さまでなら支えてあげるとなんとかなったりします。
そこでコードの出番です。マイケルの弱いメロディを強いコード進行で支えてあげる。
この曲に関してはこれをするだけで一気にサビ感が増しました。ちなみに逆もあります。僕のメロディは強すぎるので僕のメロディに強いコード進行をあてるとハンバーグにソーセージのような感じになります。端的に言って重いのです。だから僕のメロディの時はコードは弱め。つまりおろしソースにするわけです。ハンバーグにおろしソース。最強。

リフは加納君に丸投げしました。結論から言うと彼は天才でした。リフメーカー加納。

アレンジは小賢しいことはせずにストレートにしました。
なんかアレンジって細部こだわればこだわるほど良く無くなっていくんですよね。なんでなんでしょう。
細かくいろいろ考えていたアレンジは全部捨てて最後はバーン!ドギャーンにしました。
ここらへんのセンスはりっちゃんとはやおくんに感謝ですね。

晴れてとても良い曲になったのでレコーディング。
ライブの時から思ってましたが、りっちゃんのコーラスが素晴らしい!

ガストバーナーの曲はX JAPANバリに高いのでりっちゃんはおのずと下コーラスが多くなるんですが、ブラックホールは僕が割と低いキーで歌ってるのでりっちゃんは上コーラス。これぐらいの方がりっちゃんのコーラスは映えるんですよね。僕も低めのキーの方が倍音が良く出るのでいいことばっかり!

ただ、一生懸命感、ぎりぎり感はなくなるので悩ましいところです。
それに僕はAメロとサビのメロディの高低差でサビ感を出す作曲を良くします。
それやるとサビは高くなっちゃうんですよね。
ここらへんは僕の作曲スキル、歌唱スキルが上がればなんとかなりそうな気もしてるので次回作の課題ですね。。。
今回は僕が低めのところを歌ってりっちゃんが上コーラスをする曲を意図的に増やしてます。(例:春来、Fake、Blue Monday)

このバランス、めちゃくちゃ良いんですよね。
中でもブラックホールはずば抜けて2人の声のいいところが出ている気がします。

100読は1聴にしかずということで是非聴いてみて体感してみてください!!!

「MAGIC」、良いアルバムだよ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?