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そこにある心を抱きしめて

何か心の中でぐるぐるとめぐる感情があって、
けれどそれをうまく言語化できない。
「いったい今、自分は何が不満で、何が嫌で、本当はどうしたいのか」
抽象的で、けれど確かにそこにある落ち込んだ思い、
そういう存在と付き合う、ということ。
少しだけでも柔らかくしてあげよう。


仕事の後の自分時間、
理想は
「これを今日はnoteに書こう」とか「今日はゲームの日なんだー」とか
「お笑いでも見て発散しよう」とか
心持ち軽くいたい。

それなのに、言葉にできない感情が、
重さを持った鈍色の玉のように
腹の奥底に転がっているせいで飛び跳ねられない。

それが漬物石ならおいしいたくわんができるけれど、
そんなにしっかり主張をしてくれないから、
その感情と向き合おうにも
はたしてどこにいるのか、どこを見ると目を合わせられるのかも
皆目見当がつかない。

そういう時には無理をせず、
大きく大きく手を広げ、
お腹丸ごと包み込みましょう。

君がどこにいるかわからないなら、全部ひっくるめて抱きしめて、
負の感情が、どこかにあることを認める。
そうして優しく抱きしめて、
ちょっと体温で温めて、
目がどこにあるのか教えてくれるのを待つ。

そうやって、向き合うのではなくて存在していることを認める。
少しずつ少しずつ、柔らかくしてあげましょう。

無理に名前を付けようとしないで、
「君はここにいるんだね」と理解する。
抽象的なままで構わない。付き合うから。
その代わり、ちょっとだけ軽くなってくれると嬉しいな。

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