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2021/7/26回答 初恋はどんな人?

皆さん、初恋を覚えていますか?

3歳の頃、僕は恋をした。
気が強くて、よく笑うその姿に惹かれた。
その人は、0歳児クラスの先生だった。
自分の受け持ちクラスでもない僕を、何かと気にしてくれていた。
初恋は実らないとはよく言うが、それは僕の場合も例外ではなかったらしい。
いなくなったのは、突然だった。
当時3歳の僕はその人を追いかけられるほど大人でもなければ、自分の想いを自覚できるほど自分の感情に聡くもなかった。
僕が自分の想いを自覚したのはいつだったか。
それはもう思い出せないが、いなくなってから気付いたのだ。
僕の初恋は恋という形を上手く成すこともできず、恋を自覚した頃にはもう終わっていた。

以上、ひやむぎさんの初恋でした。
本人から聞いた話にちょっとばかし脚色を加えてSSにしてみました。

禊の初恋

さて、ここからが本題です。
私の初恋ですね。
皆さん、初恋はいつでしょうか。
成人済みの社会人ともなると、初恋も懐かしい思い出ですよね。
ひやむぎさんのように保育園や幼稚園の頃に優しさに恋した人もいれば、まだまだ子供だった小中学校の頃の人もいるでしょうし、恋ができずに恋に恋してやっと掴んだ高校生の頃を思い出す人もいるでしょう。
20代半ばにもなれば高校生の頃も懐かしい思い出。

だが私、禊の初恋はそんな頃にはなかった。
それはそれは直近数ヶ月の履歴に残るくらい最近だ。




アホのパイオニア

そんな私の初恋の人。
その人は、どこまでもアホな人だった。
驚くほどアホ。キング オブ アホ。
アホの王国があったとしたら、間違いなく王はこいつだろうというアホっぷり。
その場合、女王は間違いなく私だろう。




細やかな気遣いと日常の優しさ

とても優しい人だ。
私が見てきた人の中で、一番優しい人だ。
一緒に過ごすようになって明日で早くも3ヶ月。
ほぼ毎日夕飯など何かしらを作っている私。
何を作っても「美味しい」と言って、幸せそうな顔で完食してくれるのだ。
お弁当を作っても、帰ってきて「今日のお弁当も美味しかったよ」の一言を必ずくれる。
一緒に歩く時は私の歩幅に合わせてくれる。
膝が痛い時もちゃんと気付いて、何も言わずとも歩くペースを落としてくれる。
膝が痛い時や生理痛でお腹が痛い時、車の振動が少しでもなくなるようにとこれ以上ないまでに丁寧に優しくアクセルとブレーキを踏んでくれる。
朝一の私を様子を見て、体調が悪そうな時は「無理をしなくてもいいからゆっくり休んでて」と言ってくれる。
家事だって時間を見つけてやれることを見つけてはやってくれる。そんな人だ。




もはやバーテンダー

お酒を作るのが上手い。
私はその人が作るピニャ・コラーダとコークハイ。
スクリュー・ドライバーが好きだ。
お酒を作っている姿がとてもかっこいいのである。
手が綺麗で、その手元を見ているだけで惚れ直す。
恨めしいことに183cmと身長も高い電柱みたいな男なだけあって、スーツがとてもよく似合う。
スーツ姿で写真集でも出版したらいいのに。



運転の神


そして何より一番は、車の運転が上手い。
それはそれは上手い。しかもマニュアル車。
大型車まで運転できるときた。
とりあえずトラックデートを楽しみにしておこう。
そしてこの人、車椅子を押すのも上手いのだ。
なんだ、車と名がつくものは何でも運転できるのかずるい。




無邪気で優しい笑顔

私はその人が笑っているところを見るのが好きだ。
私より歳上のくせに、すごく無邪気に笑うのだ。
この人が笑ってくれるのなら、私は私の命を賭けることさえ構いはしないだろう。

私とその人の心からの友人であるともが言っていた。

「禊を見る時だけすっごい優しそうな顔で笑うよね」

その、私だけに向けてくれる優しい笑顔が愛しくてたまらないのだ。
その笑顔を向けてもらえる人は、世界中探しても自分だけであってほしい。
そんな浅ましいことを願ってしまうのだ。
出過ぎた願いだと知っていても、そんな図々しいことを願わずにはいられないのだ。


これ以上書くと、着地点を見失ってどこに着地すればいいのか分からない文章がさらにあらぬ方向へ跳んでいきそうなので、ひとまずこの辺で着地しておくことにしようか。

ただ私は、この人の隣にいるのが私じゃない方が幸せになれるとしても、この人の隣を決して譲りはしないだろう。
敬愛する枠主でもあるひやむぎさんの隣で、ひやむぎさんを想って笑って歌っていたいと思う。
初恋が叶わないなんて誰が決めたのか、私の一生を賭けて頼りなくも確かに咲いた初恋を実らせてみせようじゃないか。

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